ド軍指揮官 佐々木朗希の右肩痛報告遅れを問題視「率直に伝えることの大切さを学んでほしい」
2025年5月17日(土)13時23分 スポーツニッポン
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が16日(日本時間17日)、本拠でのエンゼルス戦前に取材対応。「右肩のインピンジメント症候群」で負傷者リスト(IL)入りした佐々木朗希投手(23)について言及した。
指揮官は「彼は本当に競争心が強い選手で、チームの力になりたいと強く思っていました。投手陣が疲弊していることも理解していて、自分のコンディションはなんとかコントロールできると感じていたようです。でも実際には、パフォーマンスの安定性が欠けてきて、球速の落ち込みも見られるようになりました。それをきっかけに、彼自身がようやく我々に症状を伝えてくれました」と離脱に至った経緯を説明した。
チームへの献身性は認めつつも「このことは朗希に限った話ではありませんが、多くの選手が自分の体調や状態をこちらに伝えてくれないことがあります。ですが、コミュニケーションは一方通行ではなく、双方向であるべきです。選手が何も言わなければ、我々としては状況を知ることができません」と報告が遅れたことを問題視した。
今後についても「だから今回の件を通じて、朗希には率直に伝えることの大切さを学んでほしいと思います。もしオープンにコミュニケーションを取ってくれれば、我々には対応の選択肢ができるのです。そういう意味で、これは朗希にとって大きな学びになったはずです」とコミュニケーションの大切さを説いていた。