早大・伊藤樹が令和初ノーノー サヨナラ勝利で達成に小宮山監督「大記録を全員で何とかしようと」

2025年5月19日(月)14時11分 スポーツニッポン

 ◇東京六大学野球春季リーグ戦 第6週第2日 早大1—0明大(2025年5月19日 神宮)

 節目の100周年を迎えた東京六大学野球リーグで26度目のノーヒットノーランが達成された。早大のプロ注目右腕・伊藤樹投手(4年=仙台育英)が明大戦に先発し、11三振を奪う好投で大記録を達成。同リーグでは2016年の加藤拓也(慶大)が東大戦で記録して以来、9年ぶりで「令和」となってからは初めての快挙となった。

 「フォアボールやデッドボールが重なってしまいましたが、いつも通り丁寧に投げることを最優先した結果だと思います」

 早大での選手時代は20勝を挙げた小宮山悟監督。0—0の8回に無死一塁で伊藤樹に打席が回ってきた際は代打を送らず続投を決断した。「野手の監督だと分からないけど僕はピッチャー。ノーヒットノーランを続けてる選手を変えるなんて、僕はいけないと思っていた。ヒットを打たれたら変えるつもりではいましたけれど、継続してるうちは、その大記録は全員で何とかしてあげようっていうのは当たり前の話だと思います」と振り返った。

 小宮山監督は早大、プロで達成できなかったノーヒットノーランの偉業。プロで通算117勝の華々しい実績を誇る指揮官は「小学6年生の時に少年野球で完全試合、しかも(最後の打者が)ライトゴロという完全試合をしたことがありますが、それ以外、学生の時は5回途中までだったかな…プロの時はライオンズ相手だったか、6回までという記憶があります。まあ、基本的に初回に打たれるタイプだったので、そんなことは全くかすりもしないピッチャーでした」と謙そんしていた。

スポーツニッポン

「早大」をもっと詳しく

「早大」のニュース

「早大」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ