前日ノーノーの早大・伊藤樹、金曜朝に38度の高熱でダウンしていた 連投の救援で5勝目 打っても適時打

2025年5月20日(火)18時29分 スポーツ報知

ノーヒットノーランから一夜明け、明大3回戦では延長10回に右前適時打を放った早大の伊藤樹投手(カメラ・加藤 弘士)

◆東京六大学野球春季リーグ戦 第6週第3日▽早大8−6明大=延長10回=(20日・神宮)

 1勝1敗で迎えた早明3回戦は早大が延長10回、2点を勝ち越して勝利。2勝1敗で勝ち点を3に伸ばし、優勝の可能性を残した。前日19日に令和初のノーヒットノーランを達成したエースの伊藤樹(4年=仙台育英)が同点の9回1死一塁からリリーフ。ゼロに封じ、5勝目(通算18勝目)。打っては延長10回、この回2点目をたたき出す貴重な右前タイムリー。投打に活躍した。

 試合後、ヒーローの姿は会見場になかった。小宮山悟監督(59)は伊藤樹が16日の朝に38度の高熱にうなされるなど、体調を崩していたことを明かした。

 「みなさんにお聞かせするような声ではない」と現状を話し「一大事でした。どうしたものかと。本来なら2軍で調整する案件。その案件を気持ちだけで投げた。連投になりましたが、良かったと思います」とエースの奮闘をたたえた。

 伊藤樹は1回2/3を完全投球。最後の打者には自己最速タイの151キロで空振り三振に仕留めた。早稲田の11番の魂がこもった全8球だった。(加藤 弘士)

スポーツ報知

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