明大、9回に小島の3ランで追いつくも延長で敗れ今季初勝ち点落とす
2025年5月20日(火)18時28分 スポーツニッポン
◇東京六大学野球春季リーグ戦第6週第3日 3回戦 明大6—8早大(2025年5月20日 神宮)
初回、遊撃の磯圭太(2年=作新学院)の悪送球をきっかけに毛利海大(4年=福大大濠)が3失点。試合プランが大きく狂った。
2回、2死満塁の好機に早大・宮城の浦和学院の同級生・八谷晟歩(3年)がリーグ戦初打席で2点適時打。1点差に迫ったが、5回には連投・三浦心空(3年=東邦)が2失点。昨年勝ち点を奪われ、春秋連覇を許した相手に「打倒」を誓ったが前日のノーヒット・ノーランを喫した後遺症が残ったかもしれない。
3点差を追う9回には1死一、三塁から小島大河(4年=東海大相模)が同点に追いつく3ラン。しかし7回から登板した大川慈英(同=常総学院)が10回に2点を失い勝ち点を落とした。8失点中、初回の失策から3点、二塁手の落球から1点と4点が自責点なし。暴投での失点もあり「野球は守りから」と就任時に口にした戸塚俊美監督からも「反省しないといけない」と悔やんだ。7回には無死一、二塁で榊原七斗(3年=報徳学園)の左中間の飛球を一塁走者がタッチアップ。結果は左中間に落ち、榊原が一走を追い越しアウトになる珍プレーも起こった。
「まだ優勝の可能性は残っているので、調整して法政戦に臨みたい」連勝すれば自力で優勝を決められるだけに戸塚監督は表情を引き締めて今週末の大一番に臨む。