フライブルグに移籍決定の鈴木唯人をアヤックスが取り逃し?

2025年5月21日(水)13時30分 FOOTBALL TRIBE

鈴木唯人 写真:Getty Images

 デンマーク1部ブレンビーに所属するMF鈴木唯人が、ブンデスリーガのフライブルクへ2025年7月1日に完全移籍することが、5月20日にクラブから正式に発表された。移籍金は700〜800万ユーロ(約11億4,089万〜約13億円)とされている。


 デンマークメディアでは、今2024/25シーズン複数回にわたり、オランダ1部のアヤックス・アムステルダムのスカウトがブレンビーの試合をスタンドから視察していたと報じていた。シーズン終盤にも、他の欧州ビッグクラブのスカウトとともに現地に訪れていたという。しかし、最終的に鈴木はアヤックスではなくフライブルクを選び、契約に至ったようだ。


 鈴木は今シーズン公式戦39試合に出場し、12得点6アシストを記録。右サイドを主戦場とし、来2025/26シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場を控えるフライブルクの攻撃陣強化の一環として期待されている。また、現在フライブルクに在籍している日本代表MF堂安律は他ビッグクラブへの移籍の噂が頻繁に報じられており、来シーズン共闘するかは不透明な状況だ。


 一方で、アヤックスのサポーターはネット上で「また狙っていた選手を逃した」「彼はアヤックスなど行きたくなかっただけ」と落胆の声も。鈴木の成績に対しても「12得点6アシストは特に良くない」「デンマークリーグでしか結果を残していない」と否定的な意見が多く、「UEFAチャンピオンズリーグ(CL)レベルでは通用しない」との声も見られた。


 しかし「現在のアヤックスのFWは30試合で4得点」「この成績なら悪くない」と評価する意見も存在し、「フライブルクのようなクラブに勝てるわけがない」「アヤックスの今の状況を考えれば妥当な判断」と、経営問題や監督問題を抱えるアヤックスへの移籍拒否を現実的に捉える声も寄せられている。


 実際にアヤックスが鈴木の獲得に積極的だったどうかは定かではないが、鈴木の実力が欧州クラブの目を引いていたのは間違いなさそうだ。

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