巨人・阿部慎之助監督 監督100勝目呼ぶ門脇V打「チームを救ってくれた一打」「チーム一丸になれた」
2025年5月22日(木)22時34分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人3—2阪神(2025年5月22日 甲子園)
巨人が2—2の延長11回に門脇誠内野手(24)が決勝打となる右越え三塁打を放ち、連夜の4時間超えゲームを制した。この勝利で阿部慎之助監督(46)は監督通算100勝目。連勝で今季4カード目にして初の阪神戦勝ち越しを決め、貯金を2とした。
監督としての節目の勝利を伝統の一戦で決めた阿部監督は「(連夜の4時間超え)本当に長かったですね。いろんな作戦をやって点を取れないんでね…どうしたらいいのかずっと考えていました。(延長11回に門脇が決め)チームを救ってくれた一打になったと思います」と激闘を振り返った。
投手陣では8回のピンチを無失点で切り抜けた田中瑛斗について「もう素晴らしいの一言。本当にピッチャー陣がこの3連戦、我慢して我慢して、我慢している間に点が取れなくてね…野手陣がもっと奮起しなきゃと思っているんで。みんなケガを恐れずヘッドスライディングしてね、気持ち見せたりとかはできていますんで。そこに関してはチーム一丸になれたんじゃないかなと思います」と語った。
延長11回に先頭の笹原が4月17日DeNA戦(東京D)でデビューから6打席目にして待望のプロ初安打をマークして以来となる遊撃内野安打で出塁。続くヘルナンデスの打席でマウンドの6番手ネルソンが暴投し笹原は二塁に進塁しチャンスをつくる。ヘルナンデスが左飛、増田陸は三飛に倒れたが、2死二塁で門脇がこの日3安打目となる右越えの勝ち越し三塁打。甲子園に大歓声と悲鳴が交錯する中、門脇は三塁ベース上で喜びを爆発させた。
最後は守護神・マルティネスが締め、伝統の一戦4カード目にして、ついに勝ち越しを決めた。