【広島】開幕出遅れのドラ1が待望のプロ初安打「悔しかったけど、それがモチベーションに」
2025年5月23日(金)5時0分 スポーツ報知
広島・佐々木
◆JERAセ・リーグ 広島2—2ヤクルト=延長12回規定により引き分け=(22日・マツダスタジアム)
広島のドラフト1位・佐々木が、二塁上で拳を突き上げた。2回2死だ。デビュー2戦目の第1打席のプロ4打席目。ヤクルト・小川の初球の112キロカーブに惑わされず、痛烈に一塁線を破ってプロ初安打の二塁打。「自分の持ち味は全力プレー。攻めたプレーで勢い付けられるように」と、全力疾走で二塁を陥れ、初長打で期待の声援を注いだファンを沸かせた。
左太もも裏肉離れで開幕1軍はかなわなかった。開幕直後に故障離脱した秋山とリハビリをともにした中で「1軍の試合は見ておけよ」と、きつく言われた。常に1軍で自分がプレーする姿を想像し、活躍することを思い描いてデビューに備え、結果につなげた。
青学大のチームメートだったロッテ・西川は開幕戦で決勝打となるプロ初安打を放った。「悔しかったけど、それがモチベーションになっていた」。6回には中前打を放ち、マルチ安打も記録。遅れはしたが、ここから巻き返す。(畑中 祐司)