【大学野球】1部昇格の東洋大は3位 井上大監督「夏は地獄の練習をします」名門復活へ鍛錬あるのみ
2025年5月23日(金)12時43分 スポーツ報知
今春リーグ戦の最終戦を白星で飾った東洋大・山田隼と島田舜也(カメラ・加藤弘士)
◆東都大学野球春季リーグ戦 最終週第2日▽東洋大3—2中大(23日・神宮)
3季ぶりに1部へ昇格した東洋大が中大に連勝。7勝5敗の勝ち点3で3位のAクラスに食い込み、全日程を終えた。先発した今秋ドラフト上位候補右腕・島田舜也(4年=木更津総合)が自己最速タイの155キロを計測し、5回を7安打も1失点、7三振の力投。打線も1点を追う5回2死一塁、代打の山田隼外野手(3年=木更津総合)が左越えにリーグ戦初アーチとなる逆転2ランを放ち、競り勝った。
Bクラスの3校からはしっかりと勝ち点をもぎ取ったが、上位2位校の青学大、亜大との差を感じた春だった。井上大監督(51)は「ちょっとの差かもしれませんが、打撃陣に関してはバッティングカウントでどれだけ仕留められるか。青学さん、亜細亜さんはミスショットが少ない。投手陣は四球をいかに減らせるか。(四球を)出してもいいけど、出したら抑えてくれと」と現状を分析した。
多くの収穫と課題を手にした今春の12試合。「秋、戦うために夏は地獄の練習をします。もう一段階上げないと、青学さんや亜細亜さんには勝てない」と指揮官。名門「TOYO」復活へ、鍛錬の夏を迎える。(加藤 弘士)