新潟 堀米主将 降格圏の19位からの巻き返しへ 一致団結で湘南戦に向かう

2025年5月23日(金)4時30分 スポーツニッポン

 2勝7分け7敗で降格圏の19位に低迷するJ1新潟は、22日に新潟・聖籠町のアルビレッジで25日のホーム湘南戦へ向けて非公開で練習を行った。前節の岡山戦に続き、21日のルヴァン杯3回戦で東京Vに敗れて公式戦2連敗。選手に迷いが見える戦いが続く中、DF堀米悠斗主将(30)は一致団結の大切さを強調し、我慢強く戦う決意を語った。

 今、ピッチ内には各選手の“迷い”が渦巻いている。戦い方を整理し、落とし込むには時間がかかるが、試合は待ってくれない。堀米主将は「難しい状況」と認めつつも闘争心は維持し「マインドさえ合っていればやれる。気持ちで粘る時期」と表情を引き締めた。

 19年から築き上げてきた、ボールを握って試合を支配する“新潟スタイル”が「表現できていない」と感じた堀米は、1—2のスコア以上に内容で完敗を喫した前節の岡山戦後には、樹森監督や寺川能人強化本部長と意見を交換した。ただ、現実的に勝つためにスタイルに固執してはいない。特に次節の相手である湘南は、岡山や東京Vのように高い強度でプレスに来る。「どれくらい割り切ってやるかを共有して、試合に入らないといけない」と言い、同じ轍(てつ)を踏むつもりはない。

 イメージは第11節の京都戦の前半だ。相手の背後を狙い続け、コンパクトな守備陣形をキープして主導権を握った。「意図が合わずに“何でだよ”という一言が守備の遅れの一歩になる」。チームで90分間、同じ気持ちで戦い続けるために、いい雰囲気を醸成するのは6季連続で主将を務める男の腕の見せどころだ。「いろいろな意見があることを聞いて、前向きなマインドで過ごせるようにしたい」と頼もしく語った。

スポーツニッポン

「主将」をもっと詳しく

「主将」のニュース

「主将」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ