【中日】井上一樹監督、藤川球児監督と審判団との会話を明かす「すれ違い」 判定への抗議なし 笑顔で握手
2025年5月25日(日)17時29分 スポーツ報知
8回、交代を告げる井上一樹監督(カメラ・義村 治子)
◆JERAセ・リーグ 中日1—5阪神(25日・バンテリンドーム)
中日・井上一樹監督が試合前のメンバー交換時の審判団、阪神・藤川監督とのやりとりについて明かした。
24日の9回の阪神の攻撃で、代打・渡辺が四球。球審が手を挙げかけていたため、井上監督はストライクのコールだと感じた。ベンチを出て「いま、手を挙げなかった?」と確認。判定に関する抗議は禁じられているため、試合後に藤川監督が指摘していた。だが、井上監督はボールの判定そのものに抗議を行ったわけではなかった。この試合前に審判団から両監督に説明。最後は笑顔で握手を交わした。
井上監督は「昨日の確認」と明かし「俺がストライク・ボールについて(抗議を)することは、藤川監督が言うように退場。ただ、昨日はストライクかボールかより、ジャッジ(動き)がストライクに見えたから『いま、ストライクのジャッジだったんじゃないの』と。藤川監督にはそれが分からなかった。で、抗議に見えた。そのすれ違い」と説明した。
笑顔についても「もちろん。知らない間柄ではない。お互いに監督ではあるけど、あの空間でも、藤川監督は俺のことをまだ『一樹さん』というし、俺もやっぱり『球児』と言っちゃう。俺も藤川監督に『何いっとんねん』ということもないし、藤川監督も、そんなことはない」と強調。審判団も、判定そのものについて抗議されたわけではないと認識していたという。