栄光のEL戴冠で「これ以上の別れ方はない」 ソン・フンミンの激震サウジ移籍を英紙が予測「もう伝説として去る運命」

2025年5月26日(月)7時0分 ココカラネクスト

EL優勝後に涙ながらに父親と抱擁をするソン・フンミン。(C)Getty Images

 栄光のタイトル獲得とともに、エースは去るのか——。イングランドの名門トッテナムをけん引してきた韓国代表FWソン・フンミンの去就が注目されている。

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 去る5月22日、トッテナムはマンチェスター・ユナイテッドとのヨーロッパリーグ(EL)決勝で1-0と勝利。前身のUEFAカップ以来、実に41年ぶり3度目のEL制覇にチームは酔いしれた。

 2015年8月にレバークーゼンから移籍して以来、苦節10年もの間、ノースロンドンで戦い抜いてきたソン・フンミン。何よりもファンが望んだメジャータイトルをもたらし、クラブの象徴とも言える存在となった32歳だが、今夏に退団するという噂は尽きない。

 栄光のファイナルから日が経たない現地時間5月23日には、英紙『The Guardian』が「この夏にプレミアリーグを去るかもしれない10人」と銘打った特集記事を掲載。その中でソン・フンミンについて「彼はもう伝説の選手としてスパーズ(トッテナムの愛称)を去る運命にあった。初のタイトルを掲げた今、その思いは一層強まっている」と断言した。

 さらに同紙はソン・フンミンが今年1月に交わした26年6月までの契約について「クラブが彼の価値を守るためだったのかもしれない」と言及。その上で、クラブと大エースの間に生じる微妙なひずみを伝えている。

「ソンはサウジアラビアへの移籍が幾度となく噂されており、今季のプレミアリーグ30試合でわずか7ゴール、さらにヨーロッパリーグ決勝のスタメンにも選ばれなかった厳しいシーズンを終えた今、スパーズは最高年俸を受けているソンを手放したいと考えているのかもしれない。サポーターはキャプテンの退団を惜しむだろうが、この夏は両者にとって別れるのにふさわしい時期と言える」

 ソン・フンミンの立場も加味して「これ以上の別れ方はない」と断言した同紙。しかし、トッテナムがエモーショナルな戴冠を果たした直後とあって、退団予測は小さくない波紋も生んでいる。

 韓国メディア『OSEN』は「トッテナムで10年を過ごしたソン・フンミンは今が最も美しい別れの瞬間という憶測が説得力を帯び始めている」と指摘。「決別を選んでも驚きはないかもしれないが、あらゆる議論は本人の心とはかけ離れている。ソン・フンミンはまだ優勝の余韻に浸っている段階。こうしたニュースは衝撃的ですらある」と英国内で飛び交った退団報道に疑問を投げかけた。

 ソン・フンミンは愛着のあるクラブに別れを告げるのか。いずれにしても、今夏の動向は32歳の英雄にとってキャリアの分岐点となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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