千賀滉大6回途中1失点で防御率リーグトップ1・46 大谷翔平に先頭弾被弾「すごい選手の一人。別に思うことはない」
2025年5月26日(月)11時42分 スポーツ報知
◆米大リーグ メッツ3—1ドジャース(25日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)
メッツ・千賀滉大投手(32)が25日(日本時間26日)、ドジャース・大谷翔平投手(30)も「1番・指名打者」でスタメン入りした本拠地・ドジャース戦に先発し、5回1/3で101球を投げ、5安打1失点、5奪三振で5勝目(3敗)を挙げた。ドジャース・大谷翔平投手(30)に18号先頭弾を浴びたが、その後は無失点で抑え、防御率1・46はリーグトップに浮上した。
まさかの立ち上がりから5勝目をつかんだ千賀は「色々なことを駆使しながら、色々な球を使いながらやれたかなと思います」と粘りの投球を振り返った。また大谷からの被弾については「別に特にないです。彼はすごい選手のうちの一人なので、別にそんなに思うことはないかなと思います」。さらに「大谷との対決は楽しいか?」という質問には「楽しくない」と一言で返し、報道陣の笑いを誘った。
大谷に右翼へ飛距離411フィート(約125メートル)の特大先頭弾を浴びた千賀だったが、その後は踏ん張った。ベッツ、フリーマンに出塁を許したが味方の好守もあって無失点。2、3回は3者凡退で切り抜けると、4回は無死一塁でスミスを二ゴロ併殺打、2死一、三塁でパヘスを左飛に打ち取った。5回は2四球などで2死満塁のピンチを迎えたがスミスを三ゴロ。6回は1死からマンシーに四球を与えて降板し、勝利投手の権利をつかんだ。
メジャー3年目を迎えた千賀は今季、開幕から好調を維持。この日が10試合目の登板。試合前の時点では規定投球回に足りていなかったが、防御率1・43はリーグトップのドジャース・山本由伸投手(26)の1・86を上回る数字だった。それでもこの試合で規定投球回に到達し、再び防御率トップに返り咲いた。白星は7日(同8日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦の4勝目以来で、本拠地では4月19日(同20日)のカージナルス戦以来の5勝目となった。