大谷翔平が先頭打者ホームラン、5試合ぶり18号はメッツ・千賀滉大からの完璧な一発
2025年5月26日(月)8時42分 読売新聞
メッツ戦の初回、ソロ本塁打を放つ大谷翔平=AP
【ニューヨーク=帯津智昭】米大リーグ・ドジャースの大谷翔平は25日(日本時間26日)、敵地でのメッツ戦に1番指名打者で出場し、一回に相手先発の千賀滉大から、5試合ぶりの本塁打となる右越えの18号ソロを放った。今季4本目の先頭打者アーチ。打った瞬間に本塁打を確信した大谷は、打球がスタンドに入っていくのを見た後、ゆっくりと走り出した。
一回、打席に入った大谷はヘルメットのつばを触り、千賀に向かって軽く頭を下げた。丁寧なあいさつの一方で、スイングは容赦なかった。2球目、真ん中低めの94・8マイル(約153キロ)の直球を完璧にとらえた。打球は高く上がって右翼の上段スタンドに飛び込み、飛距離は411フィート(約125メートル)を記録した。
試合開始約4時間半前には、「投手・大谷」として2023年9月の右肘手術後では初めて打者と対戦し、延べ5人の打者を相手に最速97マイル(約156キロ)の直球を含め22球を投げた。2季ぶりの投打の二刀流復活が近づいていることを印象づける「打者・大谷」の鮮烈な一発だった。