「何を目標に戦っているのかわからなかった」「長くて過酷なレース。本当に楽しかった」/F1第8戦決勝コメント(2)

2025年5月27日(火)12時8分 AUTOSPORT web


 2025年F1第6戦マイアミGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはランド・ノリス(マクラーレン)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)だ。



■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=5位(78周/78周)
7番グリッド/タイヤ:ハード→ハード→ミディアム



2025年F1第8戦モナコGP ルイス・ハミルトン(フェラーリ)

「7番手スタートで厳しいレースになることは分かっていたが、ポジションを上げることができて良かった。前に空間ができてからは、少し挽回することができた。ただ、トラフィックに引っ掛かっていた時にかなりの時間をロスしたし、バランスが思ったほど良くなかった」


「それでも、シャルルが表彰台を獲得し、チームがしっかりとポイントを獲得できたことは励みになる。主な目標としていた予選での前進を成し遂げることができた。週末を通してマシンをより競争力のある状態にするために尽力してくれた全員に心から感謝する。バルセロナではこの勢いをさらに伸ばしていきたいと思う」


(『Sky Sports F1』から、ウイナーから約50秒差でのフィニッシュになった理由について聞かれ)「そういうこともある。(理由は)分からない」


「7番手からスタートし、しばらく2台のマシンに引っかかった。彼らの前に出た後は、単独走行になった。前との差は大きくて、僕は誰ともレースをしていなかった。セーフティカーか何かが必要だったが、そういうことは起こらなかった。そこからはかなり単純な展開になった」


「(自分が得られる)情報があまり明確ではなかった。自分が何を目標に戦っているのか、分からなかった。前にいるドライバーたちには全く近づいていなかった」


■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=4位(78周/78周)
4番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム→ソフト



2025年F1第8戦モナコGP レースをリードするマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と、ランド・ノリス(マクラーレン)&シャルル・ルクレール(フェラーリ)

「今日は僕にとって、あまり興奮するようなレースではなかった。最後はピットストップのタイミングを見計らって走り続けていた。後方とは大きなギャップがあったので、最後のピット戦略については自由に動くことができたんだ」


「失うものは何もなかった。タイヤはかなり古くなっていて、あまりプッシュできる状態ではなかったが、後方には大きなギャップを築いていた。セーフティカーや赤旗で自分たちにとってラッキーな状況が起きるかどうかを見ながら走っていたんだ」


「すべてにおいて正しいことをしたし、これ以上の結果を出すためにできたことはあまりなかった」


「全体として、2ストップのフォーマットは、僕にとっては大きな違いにはならなかった。このサーキットではオーバーテイクが不可能なので、レースで何が起きるかは運次第なんだ」


「前のマシンを抜けないために、マシンを限界までプッシュすることもできず、今日はマシンについて多くのことを学ぶこともなかった。あまりエキサイティングなレースではなかったし、僕としてはかなりニュートラルな気持ちだった」


「ここは僕たちの得意なサーキットではない——それだけの話だよ。単純に、このコースは僕たちのマシンには合っていないんだ。バルセロナではもっとレースができるはずなので、3連戦最後のレースでどうなるか見てみよう」


■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=3位(78周/78周)
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード



2025年F1第8戦モナコGP表彰式 優勝ランド・ノリス、3位オスカー・ピアストリ、マクラーレンCEOザク・ブラウン

「もちろん、勝てた方が良かったが、今回は少し厄介な週末だった。フリー走行は全体的に混乱していて、週末の流れの中であまり自信を持てないまま予選に入った。トップにかなり近づいたとは思うが、もう一歩届かなかった」


「モナコのようなサーキットでは、予選順位がそのまま最終順位になることが多いので、全体としてはこの結果に満足している。もちろん、来年戻ってくる時に向けて見直すべき点はあるが、ポイントをさらに加算し、モナコで再び表彰台に立てたので、悪いことばかりではない」


「もしこれが“悪い週末”なのだとしたら、全然悪くないよね。取り組むべき点はいくつかあるが、来週またレースがあるので、より良い形で戻れるよう頑張るよ。ランドは素晴らしい週末を過ごしたし、シャルルもいつもどおり速かった。彼らにおめでとうと言いたい」


■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=2位(78周/78周)
2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム



2025年F1第8戦モナコGP 2位のシャルル・ルクレール(フェラーリ)

「今日、勝利を収められなかったのは残念だが、全力を尽くした。結局のところ、昨日の予選で僕たちは勝利を失ったようなものだ。ランドの方が良い仕事をした。彼はこの勝利に値する」


「良い面に目を向けると、2位という順位は今週末の僕たちの期待を上回るものであり、全体的には良い結果だった」


「フェラーリとして、世界中から素晴らしいサポートを受けることができて幸運だと思っている。さらに、モナコ出身の僕としては、モナコの人たちが応援してくれているのを見ると、本当に心が温まる。昨年、ここで優勝することで子供の頃からの夢を実現した。残念ながら今日は叶わなかったが、来年はまたトップに立ちたいと思っている」


■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=1位(78周/78周)
1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード



2025年F1第8戦モナコGP ランド・ノリス(マクラーレン)が優勝

「長くて過酷なレースだったが、本当に楽しかった。レースのかなりの部分でプッシュすることができたし、終盤には後ろにシャルル、前にマックスがいて少し緊張が高まったけれど、とにかくモナコで勝つことができた」


「素晴らしい週末だった。子供の頃に夢見ていたことであり、自分の夢のひとつを叶えることができたんだ」


「最悪だったのはレース終盤だ。レースを通して、うまくコントロールできていると感じていたが、終盤は、すぐ前にマックスがいて、彼はペースを落としていた。そうなると(自分の後ろにいる)シャルルにチャンスが生まれるのは分かっていた」


「だからかなり慎重にマネジメントしなければならなかった。必要なときにプッシュできるように、必要なときにはリラックスできるように、マックスから距離を置こうとした。マネジメントが必要だったから、大変なレースだったよ」


「チームもとても喜んでいる。今夜は素晴らしい夜になるだろう」

AUTOSPORT web

「決勝」をもっと詳しく

「決勝」のニュース

「決勝」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ