「僕たちにとって完璧な日曜日だった」「見てくれていたすべての人たちに謝りたい」/F1第8戦決勝コメント(1)
2025年5月27日(火)12時7分 AUTOSPORT web

2025年F1第8戦モナコGPの決勝レースで6位〜10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位〜10位のドライバーはアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)、エステバン・オコン(ハース)、リアム・ローソン(レーシングブルズ)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、カルロス・サインツ(ウイリアムズ)だ。
■カルロス・サインツ(アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング)
決勝=10位(76周/78周)
11番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム→ミディアム
「今日のようなレースの仕方は僕たちが望むものではない。僕たちや他のチームは、ペースを落としてギャップを作ることができた。そのやり方は、モナコGPとしてあるべき姿ではないと思う」
「僕たちはチームとしてうまく連携できたが、他のドライバーたちが不満を感じたのは理解できる。僕たち自身も被害者だったからだ」
「ポジティブな面を見ると、予選で予想以上に苦戦した週末でまたダブルポイントを獲得できた」
「この後、3連戦の最終ラウンドとなるバルセロナへ向かう。母国のファンの前でレースをするのをとても楽しみにしているし、素晴らしい週末を彼らと共有したい」
(『Sky Sports F1』に対して語り)「僕にとっては明らかにやりたくないことだし、見たくもないことだ。残念ながら、ローソンが最初に僕たちにそれを仕掛けてきた。まったく予想していなかったことで、それによって僕たちはパニック状態に陥った。そして僕たちが思いついた唯一の解決策は、それを他のすべてのマシンに対して自分たちもやることだった」
「レース全体と週末全体に対して、少し失望している。この2ストップ義務がモナコでは何の意味も持たないことが示された。今日僕たちがやったようなことを、皆が今後もやるだろう。皆、こういうドライビングによって最終結果を操作しようとするんだ」
「今日のような形でレースペースを操作できないようにするための解決策を考え出せなければ、この状態が永遠に続くだろう」
■アレクサンダー・アルボン(アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング)
決勝=9位(76周/78周)
10番グリッド/タイヤ:ミディアム→ミディアム→ハード
「今日のようなレースの仕方は、僕もカルロスも本意ではない。美しくはないからね。でも結局はこれは戦術ゲームであり、僕たちはそれを成立させる必要があった」
「最初にレーシングブルズがこの戦略を実行した。彼らがやるなら、僕たちも応じるしかなかった」
「結局のところ、僕たちはレースを土曜日に失ったんだ。ここではスタートする位置でフィニッシュする。そのつけを支払った」
「週末全体としては、最大限の成果を引き出せなかった気がして少し残念だったが、それでもチームにとって貴重な3ポイントを持ち帰れた。これからも地道に前進を続けていくつもりだ」
(『Sky Sports F1』に対して語り)「皆にひどいショーを見せてしまった。ただコースの特性とマシンの大きさを利用しただけのショーだった。しかも、2ストップの義務によって、1回ではなく2回やることになったんだ」
「見てくれていたすべての人たちに謝りたい。あれはあまり良くなかった。僕たちはあれをやりたかったわけじゃないし、計画していたわけでもなかった」
■リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
決勝=8位(77周/78周)
9番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト→ハード
「チームにとって素晴らしい結果だ。モナコのような難しいサーキットでポイントを持ち帰れるのは、いつだってうれしいことだ」
「僕たちに必要だったのは、2台ともポイント圏内でフィニッシュすることだった。今週末はすべてがうまく噛み合い、レースを完璧な形で実行できた」
「両方のマシンが予選で良い結果を出し、週末を通して強いペースを見せていたため、今日の戦略は僕たちにとって理にかなったものだった」
「2ストップ・フォーマットは、僕たちにとってそれほど大きな違いをもたらしたわけではない。より多くのチャンスを生む可能性もあるが、今日のレースは比較的ストレートな展開だった」
「ここ数戦、ペースがしっかりしていたので、それを今週末に示すことができて良かった。バルセロナに向けて、この勢いを維持することを目指していく」
「バルセロナは全く性質の異なるサーキットであり、レギュレーションの変更にも素早く対応し、うまく適応していく必要がある」
■エステバン・オコン(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=7位(77周/78周)
8番グリッド/タイヤ:ミディアム→ミディアム→ハード
「予選から決勝まで、素晴らしい週末だったと思う。大事な場面で全てを出し切ることができた。チームにとって6ポイント獲得は大きな成果なので、とても満足している」
「予選に向けて大きく進歩することができた。この成果を踏まえ、今後どのようにすればより安定したパフォーマンスを発揮できるかを真剣に検討する必要がある」
「バルセロナは全く異なる特性のサーキットで、ダウンフォースとエンジンのバイアスが大きい。来週末に何ができるか見てみるよ」
■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
決勝=6位(77周/78周)
5番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト→ハード
「今日は僕たちにとって完璧な日曜日だった。本当にうれしいし、正直言って、今日のレースで自分にできることは、これ以上はなかったので、小さな勝利のようなものだと思っている」
「僕たちには計画があり、それを完璧に実行した。今日、チームとして成し遂げたことを本当に誇りに思う。リアムも8位でフィニッシュしたし、彼は僕を助けてくれた」
「チーム全体の大きな努力の成果であり、ダブルポイント獲得は全員にとって素晴らしいご褒美だ。2回のピットストップを義務付けられた今回のレースは、とても興味深かった。レース前に考慮すべきことが通常よりはるかに多かったが、今日は戦略をうまく機能させることができた」
「先週のイモラ以降、ペースを向上させ、一歩前進することができた。それをモナコに持ち込むことができたと思う。自信を感じるよ。数日後にバルセロナでまたレースをするのが楽しみだ」