パパ大谷にも通じる 良い父親になるための教科書は存在しない 父親選手からの“メッセージ”

2025年5月28日(水)6時0分 スポーツニッポン

 ドジャースのミゲル・ロハス内野手(36)の新連載「ロハス生活 Miggy Ro’s Life in Dodgers」第2回テーマは「メジャーリーガーが父親になること」。2人の子どもの父親として自身の経験を振り返り、第1子の長女が誕生した大谷翔平投手(30)にもエールを送った。(取材構成・杉浦大介通信員)

 私が父親になったのは9年前。子供が生まれると、最優先が野球だけではなく、子供、家族にシフトする。プレーから頭を切り離さないといけない場面も出てくる。良い意味で切り替えができるようになり、そこで私の人生は変わったと思う。

 家族に良いライフスタイルを提供するため、選手である父親の睡眠とリカバリーは必須。母親には必ず負担がかかってしまう。もちろん父親なら子供の世話をしたいと思うもの。夫婦でバランスを取りながら、乗り越えることでいい家族になっていけるものだ。

 翔平が「父親リスト」から復帰した4月20日のレンジャーズ戦後。チーム内で選ばれる「The player of The Series」は18日の3連戦初戦で好投した由伸だった。そこで由伸はクラブハウスで翔平を「おめでとうございます」と祝福し、「数日前に子供が生まれたのに、すぐにチームに帰ってきてくれてありがとうございます」と感謝も述べていた。あの山本のメッセージは素晴らしかったな。

 私は翔平に父親としての助言は送っていない。家族それぞれに事情がある。良い父親になるための教科書は存在しないし、完璧な助言などない。彼自身と家族でそれを見つけていかなければいけない。時間がかかる人もいれば、そうではない人もいる。翔平もいずれ自分自身の子育ての答えを見つけるはずだよ。 (ドジャース内野手)

スポーツニッポン

「父親」をもっと詳しく

「父親」のニュース

「父親」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ