ソフトバンク 山川がリーグトップに並ぶ9号&26打点 復帰近藤に「負けないように...」
2025年5月28日(水)6時0分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ ソフトバンク2—5日本ハム(2025年5月27日 みずほペイペイD)
ソフトバンクの山川が日本ハムのエース伊藤を攻略し、打撃2部門でトップに並んだ。
「うまくさばくことができたけど、今日はおまけみたいなものですかね」
技ありの一発で反撃ののろしを上げた。0—2の5回先頭でカウント2—2からの内寄りの直球を払うように振り抜いた。「表現的には“払い打ち”という感じ」。バットの芯で捉えた打球は左翼席まで飛んだ。15日の西武戦以来8試合ぶりの本塁打パフォーマンス「どすこーい!」をルーフオープンデーで屋根が開いていた本拠地ドームに響かせた。
「これで一応並んだんですかね」と常に上を意識している。9本塁打は日本ハムのレイエス、万波、26打点はオリックスの中川に並んだ。「本塁打は僕の持ち味。本塁打、打点タイトルを獲るときはチームはいい成績になる。明日からも量産して連勝していけるようにしたい」と連発を狙っている。
この日から球界最高峰のバットマン・近藤が復帰し、3番で2安打といきなり結果を出した。「(自身は7番で打順は)並んではないけど、嫉妬しますよね。すげえなと。コンちゃんはいつもヒット打っている。うらやましいので負けないようにしたい」と反撃へ刺激を受けていた。
≪周東“確信弾”1号≫周東が今季1号を放った。山川のソロで1点差に迫った5回2死、伊藤の初球直球を右翼テラス席へ一時同点のソロを運んだ。「打った瞬間、初めて行ったと思いました」と“プロ初”の確信弾。1点差の2死走者なしで「晃(川瀬)が(伊藤と)相性いい。ツーベース以上を狙った」というつなぎの長打狙いが、想像以上の結果につながった。