“驚くしかない快進撃”を見せる大谷翔平 高まる2度目のMVP待望論「リーグ最高の選手。違うと考える人はひねくれ者」

2023年6月21日(水)7時30分 ココカラネクスト

投打で異次元の活躍を見せ続けている大谷。その打棒に賛辞が止まらない(C)Getty Images

「彼はとても特別で、誰もやったことのないことをやっているんだ。(バッターとして)三冠王を争っていながら、ピッチャーもしている。三冠王になった選手はいるが、彼のようなことを成し遂げた者はいないよ」

 ドジャースに所属するムーキー・ベッツは、大谷翔平(エンゼルス)について、地元紙『LA Times』の取材でそう語らった。2018年にナショナル・リーグMVPに輝いた実績を持つ完全無欠のスーパースターをして、ここまで言わしめるだけの実力が今の二刀流戦士にはある。

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 メジャー6年目を謳歌する大谷は今月に入って絶好調だ。とりわけ打撃では直近7試合で打率.435、6本塁打、12打点、出塁率.588、長打率1.304と手の付けようがないほどに打ちまくっている。投手として被打率.178というエース級の働きを見せながらのハイスタッツだ。もはや驚くしかない。

「非現実的だ」「異次元すぎる」「信じない」

 そんな賛辞は後を絶たない。大谷への関心は高まり続け、早くもMVPを確信する声も囁かれ始めている。日々エンゼルスの情報を発信している米専門サイト『Halos Hangout』は「今のオオタニはMVPに輝いた2021年を上回るペースで活躍している」と指摘。そして、「間違いなくリーグ最高の選手だ。そうでないと考える人はひねくれ者だ」と独自の持論を展開した。

 さらに「私たちは彼のような選手を見たことがない。毎日毎日、彼を目撃することは幸運なんだ」と断言した同サイトは、こうも記している。

「とくにこの6月は異常なほどの数字を残し続け、オオタニは不可能に思えたことを日々続けている。こうなってしまうと、もう彼のすることに我々は何も驚かないのではないかと思えてくる」

「重要なことは彼がキャリアの最盛期を迎えているということだ。これからも一歩も引かないし、まだまだ衰えないだろう。オオタニのようなタレントを、私たちは生きている間に決して見ることはできない」

 非の打ち所がない才覚を見せ続ける大谷。はたして、その躍動はどこまで続くのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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