アロンソの“個人的な要望”から誕生したV12+6MTの限定車『ヴァリアント』がグッドウッド出走へ
2024年7月3日(水)20時4分 AUTOSPORT web

イギリスを代表する高級スポーツカーブランドのアストンマーティンは7月1日、来週11〜14日に英国サセックス州で開催される『2024グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(FoS)』において、ヴァルキリーやバンテージ、6月26日に発表されたヴァリアントなど、アストンマーティンを代表するモデルを披露すると発表した。
グッドウッドで開かれるFoSは、イギリスのサマーシーズンのハイライトとなるイベントだ。過去、現在、そして未来のレーシングスターが駆る世界最高級のスポーツカーを眺め、そのサウンドに酔いしれるために世界中のモータースポーツファンやクルマ好きが訪れる。
そんなFoSにアストンマーティンを代表して、同ブランドのF1ドライバーであるフェルナンド・アロンソが参加することが明らかにされた。2度のF1ワールドチャンピオンであるアロンソは、12日金曜日にアストンマーティンの最新モデルである『ヴァリアント』を駆り、有名なヒルクライムにチャレンジする。
このヴァリアントは「軽量で過激さを増した、レーシングカーの要素を取り入れた『ヴァラー』がほしい」というアロンソの要望によって誕生した世界38台の限定モデルで、最高出力がベースモデルの715PSから745PSに強化された5.2リットルV型12気筒エンジンと6速マニュアル・トランスミッションが組み合わされている。
アストンマーティンのビスポーク・サービスであるQ by Aston Martinが設計・製作を担当した同モデルは、軽量化やエアロダイナミクスの面でもベース車から進化を遂げた。アロンソはこのクルマについて「傑作が誕生したと確信している」と述べている。
このヴァリアントのほか、アストンマーティンは同じくV12エンジンを搭載するヴァルキリーをはじめ、ヴァラー、ヴィクター、バンテージ、さらにDB12ヴォランテとハイパフォーマンスSUVのDBX707を会場で披露する予定だ。
アストンマーティンのグローバル・チーフ・ブランド&コマーシャル・オフィサーのマルコ・マティアッチは次のように語る。
「フェスティバル・オブ・スピードは、“スピードの神殿”を崇拝する人々にとって一年のハイライトになる。私たちは、この素晴らしい年に一度の祭典に参加できることを誇りに思っており、今年はアストンマーティンのスポーツカーの豊富なラインナップと、DBX707の最新仕様を提供できることを嬉しく思う」
「このイベントは、真のスポーツカー愛好家に我々のブランドを紹介する絶好の機会であり、私たちも毎年楽しみにしているんだ」
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