菅原由勢、守田英正との共闘消滅か。スポルティングがターゲット変更「移籍金が手頃」

2023年7月7日(金)5時8分 FOOTBALL TRIBE

菅原由勢 写真:Getty Images

 元名古屋グランパス所属選手の日本代表DF菅原由勢は、オランダ1部AZアルクマールからMF守田英正擁するポルトガル1部スポルティングCP移籍の可能性が報じられていた。しかしスポルティングは右サイドバックの新戦力として、菅原ではなくセビージャ所属DFホセ・アンヘル・カルモナの獲得に近づいているようだ。


 菅原は2019年6月に名古屋グランパスからAZへ期限付き移籍。海外挑戦1年目から出場機会を得ると、2020年に完全移籍へ移行し、2025年6月までの複数年契約を締結する。そして2022/23シーズンはオランダ1部リーグ26試合の先発出場で3ゴール8アシスト。UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ本戦では12試合中11試合でスタメン出場と、不動の右サイドバックとしてベスト4入りに大きく貢献していた。


 一方スポルティングの右サイドバックでは、今年1月末にバルセロナからDFエクトル・ベジェリンが加入も、先月末に契約満了。退団見込みである同選手の後釜確保が課題となる中、当初は菅原が新戦力候補に挙がっていた。


 しかしポルトガル紙『O JOGO』の報道によると、スポルティングはカルモナ獲得にむけてセビージャとの交渉を進めているとのこと。同選手は今年1月にエルチェへレンタル移籍していたが、600万ユーロ(約9億4000万円)の買い取りオプションが行使されずシーズン終了後に退団している。


 そのためカルモナの移籍金は500万ユーロ(約7億8000万円)とみられており、『O JOGO』は「菅原をはじめ他のターゲットよりも手頃な価格だ」とリポート。これによると、菅原の獲得には850万ユーロ(約12億7000万円)が必要だという。


 またスポルティングCPの専門サイト『leonino』は先月27日、同選手の市場価値が650万ユーロ(約10億3000万円)と昨年から2倍以上に跳ね上がったことを伝えた上で「AZは菅原の売却に意欲を見せているが、800万ユーロ(約12億円)を下回る金額では放出しない。菅原の市場価値上昇が、ビジネスの終焉を決定づける可能性がある」と伝えている。


 セビージャ下部組織出身のカルモナは、2022/23シーズンの前半戦でスタメンでの出場機会を得られず、エルチェへレンタル移籍。エルチェ加入後はコンスタントに先発出場していたが、筋肉系の負傷により4月以降の公式戦全試合を欠場している。また昨年11月にはU21スペイン代表に選出。U21日本代表との一戦で途中出場していた。

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