守田英正移籍報道で「プレミアのイメージ湧かない」と日本代表OB指摘のワケ

　日本代表MF守田英正は、2024/25シーズン限りでポルトガル1部スポルティングCPを退団することが決定的。MF田中碧所属のリーズ・ユナイテッドをはじめプレミアリーグ所属クラブへ移籍の可能性が取りざたされているが、一部の日本代表OBからは懐疑的な声が上がっている。

　インターネット動画配信サービス『DAZN』で5月1日公開の「内田篤人のフットボールタイム」では、守田の去就が話題に。現在、リーズやウルバーハンプトン・ワンダラーズから関心を寄せられているという同選手の移籍先について、日本代表OBの内田氏は「30歳でどこのクラブが獲得するかというのは…」と年齢面をポイントのひとつに挙げているほか、ブンデスリーガ移籍の場合は「ドルトムントやレバークーゼン」「UEFAチャンピオンズリーグ出場クラブには行きたいね」とコメントした。

　一方で日本代表OBの柏木陽介氏は、プレミアリーグ移籍報道に対して「プレミアリーグっていうイメージが湧かない」と首を傾げると、「（守田は）すごく賢くて巧いけど…（プレミアリーグは）一番強度が高い。（彼の）強度が低いわけではないけど…どちらかと言えば、クレバーにプレーするタイプだから」と持論を展開している。

　ただそれでも、内田氏が「（守田は）イングランドっぽいなとは思う」と私見を述べると、柏木氏は「（日本人選手は）みんなプレミアリーグ行きたいよね」と、プレミアリーグ志望だという守田本人の思いに一定の理解を示した。

　負傷離脱がありながらも、2024/25シーズンにポルトガル1部リーグ戦23試合の出場で2ゴール3アシストと結果を残した守田。スポルティングとの契約を2026年6月まで残しているが、2025年2月の時点で契約延長オファーを拒否したと現地で報じられている。

　そんな守田は2023/24シーズン終了時点で、内田氏に対して「チャンスがあれば（移籍したい）。他のリーグを知りたいと、ずっと思っている。今だとプレミアリーグがすごく勢いがあるので、すごく興味深い」と、プレミアリーグ移籍の可能性を示唆していた。