FIA F2第10戦イタリア レース2:ラッセルが2018年シーズン5勝目。牧野と福住は苦しいレースに
2018年9月2日(日)19時6分 AUTOSPORT web

9月2日(日)、イタリアのモンツァでFIA F2第10戦のレース2が開催され、ARTのジョージ・ラッセルが優勝。昨日行われたレース1で優勝を飾った牧野任祐(ロシアンタイム)は14位、福住仁嶺(アーデン)は13位だった。
レース2の周回数は21周、気温18度、路面温度22度、ドライコンディションで行われた。
レース1優勝の牧野は8番手スタート、福住は14番手となる。ポールポジションはラルフ・ボシュング(MPモータースポーツ)だ。
フォーメーションラップでニック・デ・フリース(プレマ)がエンジンストール、ピットスタートとなる。
ボシュングとセルジオ・セッテ・カマラ(カーリン)がスタートをミスし、4番手スタートのニコラス・ラティフィ(ダムス)がトップで1コーナーを通過する。
5番手スタートのラッセルが2番手、アルテム・マルケロフ(ロシアンタイム)が3番手でオープニングラップを終えた。
牧野は1つポジションを上げ7番手、福住は3つポジションを落とし7番手でオープニングラップを終えている。
3周目、牧野が1コーナーでブレーキングロック。失速したところをランド・ノリス(カーリン)にパスされてしまう。牧野はタイヤにフラットスポットを作ってしまい、タイヤ交換を強いられピットイン。最後尾に転落した。
5周目、トップ争いが激化。ストレートで2番手のラッセルがトップラティフィをオーバーテイク。しかし、ラッセルは1コーナーでオーバーランを喫し失速、ラティフィがポジションを取り戻す。さらに後ろにいたマルケロフがラッセルとラティフィをパスし、トップに躍り出た。
9周目、ラッセルはラティフィをパスし2番手に浮上、11周目にはマルケロフもパスしトップに返り咲いてみせる。
スタートをミスし4番手につけていたセッテ・カマラはレース中盤、ラティフィをパスし3番手、表彰台圏内に浮上した。
17周目、10番手のロイ・ニッサニー(カンポス)と11番手のデ・フリースが第2シケインで接触。両者はフロントウイングを破損してしまう。デ・フリースはピットインするも、ニッサニーはそのまま走行を続ける。
続く18周目、ダメージを負ったニッサニーをチャロウズのアントニオ・フォコとルイス・デルトラズがパス。しかし、デルトラズとニッサニーは止まりきれず、1コーナーでオーバーランを喫する。ショートカット路でふたりは交錯し、ポジションを失ってしまった。
後続の混乱をよそにラッセルは安定した走りを披露。そのまま逃げ切り2018年シーズン5勝目を飾った。マルケロフが2戦連続の2位を獲得、3位にはセッテ・カマラが入った。
序盤でピットインを強いられた牧野は14位、福住は13位でレースを終えている。
次戦、FIA F2第11戦ロシアは9月28〜30日に行われる。
■FIA F2第10戦イタリアレース2 リザルト
Pos | No | Driver | Team | Time/Gap |
---|---|---|---|---|
1 | 8 | G.ラッセル | ART | 33’31.886 |
2 | 1 | A.マルケロフ | ロシアンタイム | 1.056 |
3 | 18 | S.セッテ・カマラ | カーリン | 4.347 |
4 | 6 | N.ラティフィ | ダムス | 5.651 |
5 | 19 | L.ノリス | カーリン | 6.174 |
6 | 14 | L.ギオット | カンポス | 17.452 |
7 | 9 | D.ボッコラッチ | MPモータースポーツ | 20.751 |
8 | 7 | J.エイトケン | ART | 24.216 |
9 | 16 | A.マイニ | トライデント | 25.188 |
10 | 21 | A.フォコ | チャロウズ | 28.453 |
11 | 20 | L.デルトラズ | チャロウズ | 31.875 |
12 | 17 | A.ロランディ | トライデント | 34.792 |
13 | 12 | 福住仁嶺 | アーデン | 38.323 |
14 | 2 | 牧野任祐 | ロシアンタイム | 64.379 |
15 | 15 | R.ニッサニー | カンポス | 77.780 |
16 | 11 | M.ギュンター | アーデン | 78.848 |
17 | 4 | N.デ・フリース | プレマ・レーシング | 1Lap |
NC | 5 | A.アルボン | ダムス | DNF |
NC | 10 | R.ボシュング | MPモータースポーツ | DNF |
NC | 3 | S.ゲラエル | プレマ・レーシング | DNF |