「ルクレールはフェラーリF1における事実上のリーダー」逆境での初優勝を元F1ドライバーが称賛

2019年9月5日(木)16時51分 AUTOSPORT web

 元F1ドライバーで『Sky F1』のコメンテーターを務めるマーティン・ブランドルは、シャルル・ルクレールが今ではフェラーリのチームリーダーとしてセバスチャン・ベッテルを“事実上”凌駕していると述べている。


 第2戦バーレーンGPと第9戦オーストリアGPではあと一歩優勝に届かなかったルクレールだが、先週末の第13戦ベルギーGPでついにF1初勝利を手にした。ルイス・ハミルトン(メルセデス)は堂々たるパフォーマンスを発揮したルクレールの後塵を拝し、チームメイトのベッテルは彼に大差をつけられて敗北した。


 ブランドルは、ルクレールの傑出した初勝利を称賛した。その前日には、ルクレールの子供の頃からの友人であるフランス人のF2ドライバー、アントワーヌ・ユベールが悲劇的な死を遂げており、重苦しい心とともに達成された勝利だった。


 ブランドルはレース後、Sky Sportのコラムに「彼のポールポジションラップは非常にスムーズなものだったし、スタートとリスタートは完璧だった。タイヤマネジメントも改善されていた」と綴った。


「そしてレース終盤では、ルイス・ハミルトンがこれまでにないほど容赦なく彼を追っていたが、それにくじけることもなかった」


「我々は、何度かルクレールが逆境にあった時に、世界レベルで走行しているのを目にしてきた。それも彼の父親や親友のジュール・ビアンキ、アントワーヌ・ユベールの死の後でだ」


「日曜日も強大なフェラーリチームを両肩に背負うなかで彼はそうした。21歳という年齢でやってのけたのだ」


 ブランドルは、フェラーリにおいてバトンは意図せずベッテルからルクレールに渡されたと考えている。


「彼は優れたドライバーになるだろうと分かっていたが、これほどまでとは思わなかった」


「彼はすでに事実上のチームリーダーだ。セバスチャン・ベッテルは彼のスピードとコントロールに並ぼうと苦戦している。そして彼は今もどんどん向上しているのだ」


「セブ(ベッテルの愛称)にとっては難しい時期だ。彼は週末の出来事とともに、自身と人生、業績を振り返り、すべての選択肢を検討しなければならないだろう」


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