【速報】鈴木竜生がMoto3初優勝。チームのホームグランプリで表彰台の頂点に/MotoGP第13戦サンマリノGP

2019年9月15日(日)15時53分 AUTOSPORT web

 MotoGP第13戦サンマリノGP Moto3クラスの決勝がミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われ、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が初優勝を飾った。


 Moto3クラスで初のポールポジションを獲得した鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)は、好スタートを切る。しかしトニー・アルボリーノ(VNE Snipers)がストレートで並びかけると鈴木をオーバーテイクし、オープニングラップをアルボリーノ、鈴木、アラン・カネト(Sterilgarda Max Racing Team)、ジャウマ・マシア(Bester Capital Dubai)、アルベルト・アレナス(Sama Qatar Angel Nieto Team)の順で終える。


 オープニングラップでは鳥羽海渡(Honda Team Asia)、佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)などが転倒。ここでレースを終えている。また、序盤にはアントネッリとビエッティが接触、転倒。転倒したバイクに投げ出されたアントネッリがヒットする危険なクラッシュとまった。さらに5周目にはカネトがスローダウンを喫し、その後、ピットに戻った。


 一方、2周目にトップを奪い返した鈴木はレースリーダーの座をキープ。鈴木をアルボリーノが追い、このふたりと3番手以下との差が少しずつ開き始め、6周目を終えるころにはその差は1秒以上になっている。


 レース折り返しの13周目を終えるころには、鈴木が依然としてトップをキープする一方、2番手集団にチャンピオンシップのランキングリーダー、ロレンツォ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)が浮上。アルボリーノ、ダラ・ポルタ、マシアが形成するこの集団に、さらに小椋藍(Honda Team Asia)も加わっていく。


 一時は1秒の差があったトップの鈴木と2番手集団の差は、残り7周を迎えるころには0.5秒を切るまでになっていた。2番手に浮上したマシアがテール・トゥ・ノーズで鈴木を追いかける。その差はもはやないに等しい。残り6周、2コーナーでマシアが鈴木をとらえた。トップがマシア、鈴木は2番手に後退。さらにこのトップ争いに3番手以下の集団が追いつき、トップ集団は残り5周を迎えて7台にまで膨れ上がった。


 鈴木はこのラップでアルボリーノに交わされ、3番手に後退。しかし残り3周で再びトップを走っていたアルボリーノを交わすも、アルボリーノが再びオーバーテイク、さらに鈴木がトップを奪還。トップ争いは最終ラップに向け、激しさを増していった。


 レースが最終ラップを迎えたとき、トップは鈴木だった。2番手にはアルボリーノ、そして3番手にアンドレア・ミーニョ(Bester Capital Dubai)が続く。最終セクターでは鈴木、マクフィー、ジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)のトップ集団。この順で最終コーナーを立ち上がった。


 鈴木はふたりの猛追を退け、トップでチェッカー。Moto3参戦5年目にして、自身初優勝を飾った。チームのホームグランプリで見事なポール・トゥ・ウイン。何度もトップを奪われる激しいレース展開のなかで、最後まで力強いレースで歓喜の初優勝を遂げた。


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