米投球分析家が山本由伸を「日本球界のペドロ・マルティネス」と“最高評価”！今オフの大争奪戦を予想

メジャー各球団からの評価も高い山本。契約金がどこまで高騰するか見ものだ(C)Getty Images

　オリックスの山本由伸は今オフにポスティングシステムでメジャー移籍する可能性があり、現地では早くもその動向が注目されている。

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　山本は9月9日に行われたロッテ戦（ZOZOマリン）に先発登板し、9回102球を投げて無安打無失点、8奪三振でノーヒットノーランを達成。快挙を達成したこの日の試合には、ヤンキースのキャッシュマンGMなど大勢のメジャー関係者が視察に訪れ、日本のエースに熱視線が送られた。MLBの複数球団が右腕の獲得に乗り出すと見られているが、現地では連日のように山本の名前が取り上げられており、その動向に大きな注目が集まっている。

　そんな中、　米スポーツ専門局『FOX Sports』は山本の特集記事を配信。“ピッチング・ニンジャ”の愛称で知られ、同メディアのアナリストも務める投球分析家のロブ・フリードマン氏が右腕を高く評価した。

　同氏は「今オフ、MLB球団の投手陣に即戦力として大きな影響を与えるであろう、大物日本人スター投手が市場に登場すると予想されている。それはヨシノブ・ヤマモトだ」と、山本をメジャーでも即戦力のローテ投手になることができると記載。

　さらに、「ヤマモトは堂々たる体格ではないが、それに惑わされてはいけない。ペドロ・マルティネスのように、90マイル台後半の速球に加え、数種類の変化球を完璧に操り、高度な投球感覚を持っている」と、レッドソックスなどで通算219勝を挙げ、サイ・ヤング賞を3度も受賞したレジェンド、ペドロ・マルティネス氏の名前を挙げて日本のエースを高く評価した。

　また、山本を獲得する球団については「コウダイ・センガは個人的にヤマモトをメッツに誘うことを志願している。センガとヤマモトのコンビネーションは、今後何年にもわたってローテーションの核となるだろう」と、千賀滉大が所属するメッツの獲得を予想。また、「ヤマモトの獲得に競合するであろう他の球団は、ヤンキース、レッドソックス、ドジャース、フィリーズ、カブスなどである。ヤマモトは球界のどのチームでも即戦力になることができるだろうから、彼の獲得は争奪戦になりそうだ」と、他球団の名前を挙げて争奪戦を予想した。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]