公道走行可能なF1マシン『アストンマーティン・ヴァルキリー』最初のカスタマカーが完成
2021年11月5日(金)13時2分 AUTOSPORT web

アストンマーティンは2021年11月4日、ハイパーカーの新たな時代を定義する『アストンマーティン・ヴァルキリー』がフル生産に入り、最初のカスタマーカーが完成したことを発表した。このクルマは、数週間以内に購入者に納車される予定。
アストンマーティンのトビアス・ムーアスCEOは「最初のハイパーカーを完成させることができて、大変誇らしく思っています。『アストンマーティン・ヴァルキリー』プログラムでは、開発に携わったすべてのスタッフが限界に挑み、ドリームカーを製作するという強い決意によって、真に驚異的なクルマ、まさに公道を走るF1マシンが誕生しました」
「ヴァルキリーは、このハイパーカーを生産段階へと導くために作業を続けてきた数多くのエンジニアや技術者グループによる献身的な努力の結晶です」とコメント。
アストンマーティン・ヴァルキリーは、ハイブリッドシステムを備え、1155psの最高出力を発生するV12パワートレインを搭載。フォーミュラ1の世界から直接フィードバックされたコンセプトやテクノジーが数多く搭載されている。
ヴァルキリーの生産は、すべてのアストンマーティンのスポーツカーと同様、アストンマーティンのゲイドン本社で製造されている。製造された車両は、専任のプロジェクト・デリバリー・チームが特別に割り当てられたヴァルキリーの生産エリアで、納車までのプロセスを管理する。現在、150台のヴァルキリーが手作業で製造されている。
製造された車両は、納車前に、数多くのハイパーカーの開発が行われているシルバーストーンのブリティッシュ・モーターレーシングの本拠地にある、アストンマーティン・ハイパフォーマンス施設で、サーキット走行テストが実施される。