久保建英ら主力温存のソシエダ、“マニータ”で国王杯2回戦へ…前半のみ出場のバレネチェアが2G2A

2024年11月22日(金)11時11分 サッカーキング

バレネチェアは前半45分間で別格の輝きを放った(撮影は今年8月) [写真]=Getty Images

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 コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)1回戦延期分が21日に行われ、レアル・ソシエダはアウェイでジョベ・エスパニョールと対戦した。

 従来、同試合は10月31日の開催予定となっていたものの、スペイン東部のバレンシア州を中心に甚大な被害をもたらしているDANA(集中豪雨)の影響を考慮し、開催が今月21日に延期された。開催地となるバレンシア州アリカンテも未だ被害の傷跡は残っているものの、21日には『エスタディオ・ホセ・リコ・ペレス』で1回戦の延期試合が実施されている。

 テルセーラ・フェデラシオン(5部相当)に身を置くジョベ・エスパニョールが相手ということもあって、レアル・ソシエダは久保建英ら多くの主力を温存。その中で、キャプテンマークを巻くアンデル・バレネチェアを筆頭に、セルヒオ・ゴメス、ジョン・パチェコ、アルバロ・オドリオソラらは先発に名を連ねた。

 試合の均衡が破れたのは12分。レアル・ソシエダは敵陣へ押し込んだ状態のなか、前を向いてボールを持ったパチェコが左足でスルーパスを供給。抜け出したバレネチェアがボックス左から狙い澄ました一撃を沈め、レアル・ソシエダが先手を取る。

 続く15分には、敵陣右サイドでボールを受けたS・ゴメスが、左足でクロスボールを送ると、これがボックス内のターゲットの頭を超えて、左ポストに直撃。跳ね返りををバレネチェアがダイレクトで押し込み、レアル・ソシエダが序盤にして2点をリードした。

 前半も終盤に差し掛かった39分には、敵陣左サイド大外でS・ゴメスからサイドチェンジのボールを受けたバレネチェアがドリブルを開始。縦へ持ち出し、相手を引き付けて中央へ折り返すと、ニアサイドへ飛び込んだジョン・マグナセライアがスルーし、最後はペナルティエリア内中央で待っていたS・ゴメスがダイレクトで左足を振る。シュートはゴール右下隅に吸い込まれた。

 止まらないレアル・ソシエダは44分、自陣から細かくボールを繋いで前進すると、ピッチ中央で縦パスを引き出したウルコ・ゴンサレス・デ・サラテが左サイドへ展開。オープンスペースでスルーパスを受けたバレネチェアがダイレクトで折り返すと、最後はマグナセライアがダイレクトで流し込み、レアル・ソシエダは4点をリードして前半を終えた。

 後半に入るとレアル・ソシエダはS・ゴメスとバレネチェアを下げたこともあってか、前半と同じようなペースで得点を重ねることはできない。それでも78分、ピッチ中央付近の位置で前を向いたウルコが、右サイドのスペースへスルーパスを通すと、待っていたジョン・アンデル・オラサガスティは見事な切り返しから、1人、2人と相手をかわして縦へ突破。マイナスへの落としをミケル・ゴティがダイレクトで押し込み、ダメ押しの5点目。試合はこのままタイムアップを迎えた。

 終わってみればレアル・ソシエダが“マニータ”を達成し、5部クラブ相手にターンオーバーを実施しながら、完勝を成し遂げた。27日には2回戦の組み合わせ抽選が行われ、12月4日前後に2回戦の各試合が行われる予定だ。なお、レアル・ソシエダは中2日で、24日にはラ・リーガ第14節でアスレティック・ビルバオとの“バスク・ダービー”に臨む。

【スコア】
ジョベ・エスパニョール 0−5 レアル・ソシエダ

【得点者】
0−1 12分 アンデル・バレネチェア(レアル・ソシエダ)
0−2 15分 アンデル・バレネチェア(レアル・ソシエダ)
0−3 39分 セルヒオ・ゴメス(レアル・ソシエダ)
0−4 44分 ジョン・マグナセライア(レアル・ソシエダ)
0−5 78分 ミケル・ゴティ(レアル・ソシエダ)


【ハイライト動画】レアル・ソシエダが国王杯1回戦でマニータ

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