後ろに手を組んだ井上尚弥の“挑発”に英専門メディアも反応！４団体統一に「歴史が作られた」と賛辞も
2022年12月14日（水）8時12分 ココカラネクスト
(C)PXB WORLD SPIRITS / フェニックスバトル・パートナーズ
まさかの“挑発”に英メディアも衝撃を隠せないようだ。
１２月１３日、プロボクシングＷＢＡスーパー・ＷＢＣ・ＩＢＦ世界バンタム級王者の井上尚弥（大橋）は、東京・有明アリーナでＷＢＯ同級王者のポール・バトラー（英国）と対決。戦前から圧倒的優位が予想されていた一戦で、期待通りの１１回ＫＯ勝ちを収め、日本人初、史上９人目となる４団体統一王者に輝いた。
【関連記事】井上尚弥、村田諒太が「天才」と仰ぐ伝説のボクサーが感じた井上尚弥の進化
試合序盤から攻め続け、完全に主導権を握っていた井上。防戦一方で手数が少ない相手に対し、６回からはノーガードで挑発を繰り返していたが、ついに８回には、両手を後ろに組み、「打ってこい」とアピール。それでも井上が放つパンチの破壊力を警戒するバトラーは、誘いに乗ってこなかった。
この珍しいシーンには、１ラウンド毎の解説ツイートを投稿していた英ボクシング専門メディア『IFL TV』も反応。バトラーが劣勢の中でなんとか立ち回っている状況に触れつつも、「イノウエは、両手を後ろに回し、戦うのを楽しんでいるようだ」と、その驚くべき“余裕っぷり”を伝えている。
さらに、米プロモート会社『Top Rank Boxing』の公式ツイッターが掲載した実際の映像を引用し、「ナオヤ・イノウエのショーへようこそ」ともコメント。試合後には、圧倒的な強さを見せつけた井上に対し、「歴史が作られた」「彼はちょっと特別な男なんだ」などと称賛のツイートを連発した。
勝利後には、スーパーバンタムへの転級をあらためて宣言した井上。新たな偉業を成し遂げた“モンスター”は、果たして次にどんな光景を見させてくれるだろうか。今後の活躍も楽しみでならない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
関連記事（外部サイト）
