今永昇太“大争奪戦”に発展か　ドジャースなど複数球団が興味「WBCが彼の魅力をさらに高めた」

今永の市場価値が上昇中。果たしてこの男を獲得するのはどの球団か(C)Getty Images

　日本人選手がMLBストーブリーグで注目を集めている。ドジャースは現地時間12月11日、大谷翔平と契約合意したと正式に発表。二刀流スターの大争奪戦が決着した。最大の目玉だった大谷のドジャース移籍が決まり、オリックスからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指している山本由伸に大きな注目が集まっている。

【動画】ギアが上がった今永昇太の圧巻奪三振！ 巨人打線をねじ伏せた快投シーン

　そんな中でもう1人の日本人投手の注目度も日に日に増している。DeNAからポスティングでメジャー移籍を目指している今永昇太だ。

　米スポーツ専門サイト『Bleacher Report』は「フリーエージェントのショウタ・イマナガにドジャース、メッツ、レッドソックス、カブスが注目」のタイトルで記事を配信。MLBの複数球団が左腕の獲得に興味を示していると報じた。

　同メディアは今永について「彼はヨシノブ・ヤマモトとともに、このオフシーズンにポスティングされた2人の著名な日本人投手のうちの1人である」「左腕はオールスターチームに2度選出され、横浜DeNAベイスターズでは2023年のセ・リーグ奪三振王となった。彼の能力は圧倒的とまではいかないものの、質の高いコマンドと高い投球IQを持っている」と高評価した。

　また、MLBネットワークのジョン・モロシ記者がX（旧Twitter）に投稿した内容を引用し、契約は年俸2000万ドル（約29億円）に達すると予想した。

　米スポーツサイト『ClutchPoints』も今永について、「イマナガの実績はプレーオフを争うチームのニーズと一致している。WBCでのMLBスター相手に披露したパフォーマンスは彼の魅力をさらに高め、彼がメジャーリーグのマウンドで何をもたらすことができるかの前兆となった」と記載し、WBC決勝での投球を評価していた。

　獲得に乗り出す球団についてはこちらも複数球団を予想したが、「左投手の獲得に戦略的な目を向けるドジャースは、争奪戦に参戦する可能性がある」とドジャースが獲得に乗り出すことを有力視した。ドジャースが大谷と結んだ7億ドルの大半は後払いになると見られているが、その資金で今永の獲得を目指すことは十分に考えられそうだ。

　今永にはすでに複数の球団が関心を持っており、“大争奪戦”に発展しそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]