空き教室がミュージアムに…お茶の水女子大、海洋教育の巡回展
2018年2月15日(木)18時45分 リセマム
お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーションセンターでは2012年度から、日本財団の助成を受けて「海洋教育促進プログラム」を実施している。
「教室ミュージアム」は、少子化の影響などによる空き教室の有効活用と、フィールドだけにとどまらない海体験の場の提供を目的に開発したもの。運搬しやすい展示器具デザインやプロジェクションマッピングなどのデジタルコンテンツも見どころで、身近な水産物をテーマにしながら、教科をまたぐ多様な切り口で児童生徒に気付きを与えるという。
海洋教育促進プログラムの一貫として、すでに全国の小中学校で巡回展をスタートさせており、2月14日から3月7日には都内の文京区立文林中学校で第4回展、3月10日から19日には群馬県太田市にあるぐんま国際アカデミー中高等部で第5回展を開催。3月10日は、サイエンスフェアイベントにて一般公開される。
第6回以降の巡回先は調整中。お茶の水女子大学では、巡回の過程で得られる知見の収集や分析など、大学としての研究にも並行して取り組んでいく。