東京駅前の〝巨大ネコの顔〟に13万人大興奮 なぜ出現?次はいつ?仕掛け人に聞く
2025年2月21日(金)15時30分 Jタウンネット
夜のオフィス街に突如現れた、〝巨大な顔〟が——。驚きの目撃情報に、多くのXユーザーが注目している。
「丸の内にネコチャン出現してて草」
2025年2月18日、ビジネス英会話教室「青塾」の代表を務めるXユーザーの青鬼(@aoonicapital)さんがそうつぶやきながら投稿したのは、東京駅前の夜景。立ち並ぶオフィスビルの中に、巨大な〝ネコチャン〟が出現している。
謎の光景に、X上では13万件を超える「いいね」(21日昼時点)のほか、こんな反応が寄せられている。
「もうすぐ猫の日だもんね」
「なにこれ、可愛い」
「これは良いネコチャン!」
「丸ノ内ネコスティックだ...」
「キャット1つを商売道具にしているさ」
めちゃくちゃ可愛いけど、何で? Jタウンネット記者は、投稿者の青鬼さんと、巨大ネコチャンを生み出した企業に話を聞いた。
次回出現は...2月21日!?
青鬼さんが〝巨大ネコチャン〟を見つけたのは18日。丸の内KITTEの屋上庭園から撮影したという。
「仕事終わりだったので、とてもほっこりした。
こういう粋なことをするのは素敵だと思った」(青鬼さん)
仕事の疲れを忘れさせたネコチャンは、誰が仕掛けたものなのか。
ネコチャンが浮かんでいたのは、「日本生命丸の内ビル」。Jタウンネット記者は20日、これを所有する日本生命保険相互会社の広報部を取材。すると、同社のサステナビリティ経営推進部が実施していたことが判明した。
21日、企画の詳細について広報部を通じて回答した、サステナビリティ経営推進部の担当者によると、同部では、日本生命の公式SNSの企画運用を担当している。今回の〝巨大ネコチャン〟も、その一環だったという。
「当社の認知度、好意度向上のためのSNS施策として、窓文字を実施いたしました」(日本生命保険相互会社・サステナビリティ経営推進部)
というのも、同社にはニャッセイというネコのキャラクターがいる。SNSでは、時節にあわせてニャッセイの発信を行っており、ネコに縁があるのだ。
直近では、2月22日のネコの日を盛り上げるため、21日にネコの窓文字を点灯し、22日にはネコを企業キャラクターとする7社が集まったSNSキャンペーンを実施予定だという。
集結するのは、日本生命保険相互会社の「ニャッセイ」、りそなグループの「りそにゃ」、第一三共ヘルスケアの「ねこいちさん」、ヤマトグループの「クロネコ」、ぼんち揚の「ぼんちネコ」、太田胃散の「太田胃にゃん」、ベルーナの「べるーにゃ」だ。みんな、かわいいね......。
3月13日には大阪にもナニカが出現!?
ところで窓の話に戻るが、同社が丸の内に巨大な〝ナニカ〟を出現させるのは、今回が初めてではない。
「人通りの多い東京駅前に位置する当社ビルを使ったプロモーションをすることで、多くの方に目に留っていただけるのでは」との思いで年始にも新年を祝う「2025」の窓文字を実施。また、大阪・関西万博開幕1か月前の3月13日には、大阪淀屋橋にある日本生命本店本館ビルで万博関連の窓文字企画を計画中だ。
「来年度も時節に絡めた当企画を検討していけたらと思っております」(サステナビリティ経営推進部・担当者)
今回、〝巨大ネコチャン〟が話題となったことを受け、同部の担当者は
「前回の『2025』の際は、当社CMに出演されている俳優の山田裕貴さんから拡散していただき、多くの方に見ていただくことができました。今回、さらに多くの方に見ていただきうれしいです。
通りがかった際に、一緒にいらっしゃる方と少し会話がはずんだり、いつもと同じ通り道がちょっと面白いと思えたりと、この窓文字が、ご覧になった方にとってそんな瞬間のきっかけになれたらと思っております。
SNSでご覧になった方々にとっても、少しでも面白いなとおもってもらえたらうれしいです」
とコメントした。
21日の〝巨大ネコチャン〟の出現は、午後6時から午後7時を予定している。
この目で見たい! という人は、東京駅前に集合だ。