もはやパニックホラーじゃん... 中野駅「北陸のカニ」宣伝が怖すぎると話題→JRにコンセプトを聞いた
2022年3月1日(火)8時0分 Jタウンネット
「ホラーの領域に突っ込んでいる」
そんなコメントと共に投稿された駅の光景が、ツイッターで話題になっている。
こちらは、ツイッターユーザーの「Kentaro Fukuchi」(@kentarofukuchi)さんが2022年1月18日に投稿した写真。同日の12時半ごろ、Kentaroさんが通勤途中にJR中野駅構内で見つけて撮影したものだそうだ。
壁面には
「手前みそですが美味しいミソです。」
というキャッチコピーが書かれたカニの宣伝ポスターが掲示されているのだが、問題はその周りに貼り付けられている、おびただしい数のカニの写真だ。
宣伝にしたってあまりにもプレッシャーを感じる装飾に、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「ホラーっていうか、魚介類がたくさんあると普通にこわい...w」
「連射で全機倒すとボーナス点が付く雑魚キャラ」
「カニじゃなくてムカデにしか見えないのよな」
なぜこんな掲示をしているのか? Jタウンネット記者はJR東日本東京支社に話を聞いた。
コンセプトは「カニの美味しさの渋滞」
取材に応じた同社広報課の大村拓さんによると、話題になっているポスターや装飾は、JRが現在行っている北陸のカニをPRする「かにを食べに北陸へ。」キャンペーンに関するもの。
JR中野駅では2021年11月30日から5・6番線のエスカレーター横の壁面に掲示しており、同キャンペーンが終了する3月下旬頃まで掲示する予定だという。
インパクトある装飾を製作したのは、旅行商品やキャンペーンなどをPRする駅の委員を中心とした約10名のスタッフ。ラミネート加工された「カニ」は、その数実におよそ200匹もいるそうだ!
「『カニの美味しさの渋滞』をコンセプトに、『昇り立つカニ』で北陸のカニの勢いを表しました。また、カニを連ねることで競りの様子も表現しました」(大村さん)
大村さんの言う通り、たしかに「渋滞」しているし圧倒的な「勢い」も感じさせる仕上がりになっている。前を通れば誰しも思わず目を留めてしまうことだろう。
中野駅の装飾がツイッターで話題になっていることについて、製作を担当した中野駅スタッフは大村さんを通して、
「ご注目いただきありがとうございます! ぜひ、冬こそ北陸新幹線に乗って、現地へ赴き、北陸のカニを味わっていただきたいです。これほどまでに『カニ推し』する理由を分かっていただけると思います!」
とコメント。
これほど「激推し」したくなる北陸のカニはどんな味なのか。コロナが落ち着いたら行ってみるのも良いかもしれない。