新型「BMW 2シリーズ グラン クーペ」、48Vマイルド・ハイブリッド含む3グレード
ビー・エム・ダブリューは3月5日、プレミアムスモールコンパクトセグメント「BMW 2シリーズ グラン クーペ」の新型モデル(全面改良)を発表した。同日より全国のBMW正規ディーラーで販売を開始する。納車は3月以降の予定。
すべて右ハンドル/7速DCT仕様となり、グレードとメーカー希望小売価格は以下の通り。
高効率ガソリン・エンジンおよび48Vマイルド・ハイブリッド・システム搭載モデル
BMW 220 Gran Coupé M Sport:528万円
クリーン・ディーゼル・エンジンおよび48Vマイルド・ハイブリッド・システム搭載モデル
BMW 220d Gran Coupé M Sport:548万円
高効率ガソリン・エンジン搭載Mパフォーマンス・モデル
BMW M235 xDrive Gran Coupé:734万円
「BMW 2シリーズ グラン クーペ」は、プレミアムスモールコンパクトセグメントに属する4ドアクーペ。2019年に初代モデルが誕生し、今回の新型は第2世代モデルとなる。
第2世代モデルでは、フロントのキドニー・グリルに斜めのデザインを取り入れ、立体的なプレスラインを採用。BMWの伝統意匠ともいえるツイン・サーキュラーのアダプティブLEDヘッドライトは、シャープかつスポーティーなデザインだ。リアは、水平方向のキャラクター・ライン、LEDリアコンビネーションライト、リヤ・ディフューザーにより、力強さとスポーティーさが強調されている。
インテリア面では、メーターパネルとコントロールディスプレイが一体化したBMWカーブド・ディスプレイを採用。シフトレバーは廃止し、センターアームレストに操作系をすべて納めてモダンな印象を高めた。
リア部は大人3名が座れる空間を確保。40:20:40分割の可倒シートを採用しているのでラゲッジスペースも有効に使える。
車載向けOSはBMWオペレーティング・システム9。ホーム画面は、運転席側に機能アイコンを縦に並べるなど再設計された。サブメニューに切り替えることなく機能に直接アクセスできる「QuickSelect」機能などにより操作性が向上し、スマートフォンと同じようにタッチ操作が可能。アプリのダウンロードにも対応している。
アシスト機能やサポート機能も充実しており、一定の条件下でステアリングから手を離しての走行が可能な「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」、高性能カメラ&レーダー、高性能プロセッサーによる高い解析能力で車線変更の警告や衝突回避などを行う「ドライビングアシスト機能」、縦列駐車や並列駐車をサポートする「パーキング・アシスタント」などを標準で搭載する。
そのほかにも、車載通信モジュールでネットワークと接続するBMWコネクテッド・ドライブ、AI技術を活用し音声会話だけで車両の操作や情報へのアクセスを可能とするBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント、スマートフォンアプリ「My BMW」を使用してのamazon Alexaとの連携など利便性も高めた。
○BMW 220 Gran Coupé M Sport
全長4,550mm、全幅1,800mm、全高1,435mm、ホイールベース2,670mm、車両重量1,490kg、車両総重量1,765kg、排気量1,498cc、直列3気筒ガソリン・エンジン、最高出力115kW/5,000rpm、最大トルク240Nm/1,500-4,400rpm、システム・トータル最高出力125kW、システム・トータル最大トルク280Nm、WLTCモード燃料消費率17.5km/L
○BMW 220d Gran Coupé M Sport
全長4,550mm、全幅1,800mm、全高1,435mm、ホイールベース2,670mm、車両重量1,560kg、車両総重量1,835kg、排気量1,995cc、直列4気筒ディーゼル・エンジン、最高出力110kW/4,000 rpm、最大トルク360Nm/1,500-2,500rpm、システム・トータル最高出力120kW、システム・トータル最大トルク400Nm、WLTCモード燃料消費率21.1km/L
○BMW M235 xDrive Gran Coupé
全長4,550mm、全幅1,800mm、全高1,435mm、ホイールベース2,670mm、車両重量1,590kg、車両総重量1,865kg、排気量1,998cc、直列4気筒ガソリン・エンジン、最高出力221kW/5,750rpm、最大トルク400Nm/2,000-4,500rpm、WLTCモード燃料消費率12.6km/L。