人間は誰もが超能力を持っている!?脳が潜在能力を抑制している可能性を示す画期的な実験

2025年3月9日(日)16時0分 tocana


「人間には生まれつき超能力が備わっているが、脳がそれを抑制している」——そんな衝撃的な研究結果が発表された。


 カナダの研究チームが超能力を抑える特定の脳領域を特定したという。この領域は「超常現象の抑制フィルター」とも言えるもので、テレパシー、透視(遠隔視)、予知能力(未来予知)、念動力(物を動かす力)などが現れるのを防いでいる可能性があるという。


脳の“超能力ブレーキ”を解除?

 この研究を主導したのは、カナダのベイクレスト・ヘルスサイエンスのモリス・フリードマン博士。彼のチームは「反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)」という技術を使い、脳の特定部位の活動を一時的に抑制。その結果、超能力に関連するとされる現象が増加したことが確認された。


 特に「左内側中前頭回」と呼ばれる領域を抑制したときに、被験者はランダムな数値を生成するコンピュータの結果に影響を与えることができたという。これは「無作為な事象に対して、人間の意識が影響を及ぼした可能性がある」と研究チームは指摘している。


科学が裏付けるESP(超感覚的知覚)

 歴史的にも予知能力や透視の存在は多く語られてきた。ノストラダムスやエドガー・ケイシーなど、未来を見通す力を持つとされる人物がいたことは有名だ。


 この研究では、ESP(超感覚的知覚)と呼ばれる現象が「特殊な才能ではなく、人間に本来備わっている能力かもしれない」という新たな視点を提示している。通常は脳がそれを抑えているが、一部の人が“フィルターが弱い”状態にあることで発現している可能性があるのだ。


進化の過程で消された超能力?

 では、なぜ進化の中で超能力が発達しなかったのか?


 研究者たちは「超能力は実用的ではないからではないか」と推測する。例えば、狩猟採集時代においては、未来を予知するよりも現実の危険に即座に対応できる能力の方が生存に有利だった可能性がある。


 それでも、多くの人が「直感的に電話が鳴る前に相手を察する」「亡くなった人の気配を感じる」といった経験をしている。これは超能力の痕跡なのかもしれない。


さらなる研究で解明なるか

 今回の研究では、108人の被験者に対し、異なる部位にrTMSを施した。その結果、特定の脳領域を抑制すると“超常的”な現象が増加する傾向が見られた。


 科学者たちは「この研究は超能力を解明する第一歩に過ぎない」とし、さらなる研究が必要だと述べている。今後の研究が進めば、これまでSFやオカルトの領域とされてきた超能力が、科学的に証明される日が来るかもしれない。


参考:USA Herald、ほか

tocana

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