フードライターの友人が作る実家メシ「醤油トースト」がおいしすぎて感動が止まらない【我が家の定番レシピ】

2023年3月19日(日)10時51分 食楽web


初代「醤油トースト」 | 食楽web

●人気連載・各家庭に伝わる「我が家の定番レシピ」。今回はあまり聞き慣れない「醤油トースト」なる料理です。フードライターの友人宅に伝わるという、そのレシピをこっそり教えてもらいました。

 仲の良い先輩ママから、「キャベツご飯の記事、読みましたよ」と感想が届きました。彼女は料理好きで、おいしかった調味料や食材を見つけては教え合う仲。いつもながら丁寧な文面に癒されつつお礼の返事を打っていると、新たなメッセージが届きました。

「お恥ずかしいのだけど、実家で醤油トーストを食べていました。それを思い出してとても懐かしくなりました」と言うのです。

「醤油トースト」って何?

 詳しい話を聞きに行くと、「本題に入る前に、醤油トーストの原点を食べてみて」とのこと。4枚切りの食パンを用意し、初代醤油トーストを作ってくれました。

初代醤油トーストから進化系まで。おいしすぎる「醤油トースト」の実態とは?


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 作り方は簡単で、両面トーストしたパンにバターを塗って、醤油さしから醤油をダイレクトにかけるだけ。

 両面焼きなのでサクッと香ばしく、醤油のしょっぱさがバターの風味とマッチしています。すごく意外ですが、おいしい! 一口進むごとに、そのおいしさにハマり、なんで今までやらなかったのだろうと疑問に思うくらいです。


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 ただ、醤油差しから直接トーストにかけるので、醤油のかかった部分と、何もかかっていないところの味の差が大きい……。

「父はこれが大好きだったんだけど、子どもってすぐ親の真似をするじゃない? そうしたら母が醤油のかけすぎを心配して、何か良い方法がないか考えたの」

 そこで思いついたのが、水や料理酒で醤油をのばす方法。水では旨みが出ないらしく、長らく料理酒を使っていたそうですが、たまたま飲み残した白ワインを入れてみたとろ、これがハマって現在の「醤油トースト」レシピが完成したそうです。

白ワインが隠し味! シンプルな「醤油トースト」の作り方


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◎材料(作りやすい分量)

・醤油……大さじ1
・白ワイン……大さじ1
・バター……大さじ2分の1

 耐熱の器にすべての調味料を入れたら、電子レンジでバターが溶けるまで加熱。ハケを使って食パンの表面に塗りひろげ、両面トーストしたら完成です。ちなみにこの醤油トーストは試行錯誤の末、4代目くらいとのこと。


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 ちなみに赤ワインでも試したところ、トーストが赤ワイン色に染まって禍々しい見た目になるため、白ワインの方が良いとの結論に至ったそうです。


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 焼き上がりの見た目も良い感じ! 表面はぬれ煎餅のようで、醤油の香ばしさが広がります。下側にはしっかり焼き目が付いていますので、サクサク感としっとり感が絶妙です。

 醤油を白ワインでのばしたことでまろやかな味になり、香りも華やかで、手をかけた味になっています。初代に比べると、自分で量を加減しながら塗れるので安心ですね。

醤油トーストにおかずをトッピングすれば、栄養満点の朝食メニューに


納豆や温泉卵をのせた醤油トーストも美味!

「ご飯を炊き忘れた日は、醤油トーストに鮭フレークとかを色々トッピングするの。これが、とってもおいしいのよ」(先輩ママ)。このトッピングには納豆や温泉卵など、和食との相性が良いようです。


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 これなら栄養バランスも良く、ボリュームがあって腹持ちも良さそう。トーストにしっかり味がついているので、おかずはシンプルな素材でよく、忙しい朝にも活躍しそうです。

 今回は、先輩ママの実家にならって厚切りの食パンで作りましたが、10枚切りの食パンをカリカリに焼けばクラッカーに、カマンベールチーズやスモークサーモンをのせたら立派なおつまみになりそう。

「このアイディアいただきますね」と告げると、先輩ママは「今まで夫の前では出したことがないの。でもおつまみってアイデアは良いかも」とちょっと恥ずかしそうにしていました。”おいしい”を受け継ぎたい、先輩ママの思いを感じるレシピでした。

(撮影・文◎亀井亜衣子)

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