【101歳。ひとり暮らしの心得】同世代の友人は、皆先に逝ってしまった。年下の友人は〈人生の宝物〉
2025年4月5日(土)8時0分 婦人公論.jp
101歳の長寿を全うした生活評論家、吉沢久子さんが綴った、毎日の小さな喜びを大切に、前向きに悔いの残らない時間を過ごす生き方。エッセイ集『101歳。ひとり暮らしの心得』(中央公論新社)から幸せな暮らし方の秘訣を紹介します。
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<生きていることが楽しくなる秘訣>
年下の友人は人生の宝物
同世代の友人はみんな先に逝ってしまいました。
ノンフィクション作家の高見澤たか子さんも、そんな年下の友人のひとり。家が近いし、お互いに夫を見送ってひとりなので、うちでときどき一緒に食事をします。
高見澤さんは「むれの会」が縁で、高校生の頃からうちに出入りしていました。ときどきうちに泊まっていくので、朝、お弁当をつくって持たせることも。
「行ってきます!」と、まるで自分の家から出かけるみたいな感じで、うちから高校へ行っていたものです。
(写真:stock.adobe.com)
若い頃からの知り合いだと遠慮もないし、隠し事もしないですむので気が楽です。
高見澤さんが買い物に出かける際、「何か買ってくるものはない?」と声をかけてくれるので、私も遠慮なく「じゃあ、鶏肉と大根をお願いね」などとお願いしています。
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