冷蔵庫の冷えの悪さは何が原因? 企業の解説に「納得」「気を付ける」

2025年5月2日(金)17時10分 grape

※写真はイメージ

冷蔵庫の中が冷えなかったり冷えが悪かったりして、困った経験はありませんか。故障を疑いがちですが、実はそれ以外にも原因は多々あります。

冷蔵庫メーカーとしても知られる東芝ライフスタイル株式会社(以下、東芝ライフスタイル)のウェブサイトから、考えられる原因について解説するので参考にしてみてください。

原因を知り、適切に対策しましょう。

まずは冷蔵庫のプラグや設定の見直しを

「冷蔵庫が冷えない」「冷えが悪い」と感じる時は、まずプラグやブレーカーの状態を確認しましょう。

プラグが抜けたりブレーカーが切れていたりすると電気が供給されないため、当然冷蔵庫は冷えません。

また気付かないうちに、冷蔵庫本体の設定が変わっているケースもあります。東芝がウェブサイト上で指摘している、以下の3つのポイントを確認してみてください。

・店頭展示用の『デモモード』になっていないか。

・温度設定が『弱』になっていないか。

・自動節電設定機能が働いていないか。

なかでも注意が必要なのは、『節電モード』です。よかれと思って設定した機能が、冷えにくさの原因になってしまう可能性も。東芝製の冷蔵庫の場合、以下の点にも注意してください。

一部機種には自動節電よりさらに省エネ運転ができる「とってもエコ」機能が搭載されています。
通常運転に比べ庫内温度が約2〜3℃高めで運転します。
冷えが悪いと感じた場合は解除してください。

東芝ライフスタイル ーより引用

なお、冷蔵庫の冷えやすさは季節によっても変わります。真夏の時期は節電よりも冷えやすさを意識して、モードや温度を設定するのがおすすめです。

冷蔵庫の使い方に問題がある可能性も

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東芝のウェブサイトでは、「冷蔵庫の使い方も冷えない原因の1つになり得る」と伝えています。

冷蔵庫の電源や設定に問題がない場合は、使い方を見直してみましょう。

扉の開閉回数

まず注意したいのが、扉の開閉回数です。開閉回数が多いと、室内の暖かい空気が吸い込まれることで、庫内の温度が上昇してしまいます。

庫内の温度が元に戻るにはひと晩ほどかかるので、頻繁に開閉しないよう日頃の意識が大切です。

庫内への食品の詰め方

食品の詰め方も、冷えの悪さに影響するため注意が必要。庫内の棚から食品がはみ出していたり、チルドケースのふたが上がっていたりすると、扉に隙間が生じて冷気がもれてしまいます。

冷蔵庫やその周辺のホコリ

また、冷蔵庫の背面や側面にある開口部にホコリがたまっていることも、冷えにくくなる原因です。

ホコリがたまっている場合は取り除き、その後冷え具合が復活するかどうか、ひと晩そのままにして様子を見ましょう。

冷蔵庫の底には『調整脚』と呼ばれるパーツが付いていて、回転させると床から底を浮かせられます。冷蔵庫を手前に移動させ、背面や側面のお手入れをしてみてください。

開口部のホコリは掃除機で吸い取り、壁や床、冷蔵庫の背面は布で拭き取りましょう。

なお購入したばかりの冷蔵庫は、プラグをコンセントに挿してから完全に冷えるまで、約1日かかることもあります。すぐに冷えないからといっても故障ではないため、安心してください。

普通に使っていただけで冷えが悪くなった場合は、東芝ライフスタイルのウェブサイトの情報も参考にしながら、冷蔵庫の環境や使い方を確認するのがおすすめです。

冷えない原因を解消して、食材を適切に管理しましょう。


[文・構成/grape編集部]

出典 東芝ライフスタイル

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