松屋の店舗限定「まぐろ丼」は、チェーンの丼物ではレアなスタイル / なか卯、すき家のマグロとの決定的な違い

2025年5月29日(木)14時0分 ロケットニュース24

松屋が全国35店舗限定で、「まぐろ丼」と「まぐろいくら丼」の提供を始めた。対象エリアは関東、中部、近畿に分布。店舗限定シリーズとしてはなかなか出会いにくい方かもしれない。

同時に一部店舗で「いくら丼」と「サーモンいくら丼」の提供もスタートしたが、マグロも気になるところ。はたして松屋が出すマグロ丼はどのようなものなのか、さっそく試してみることに。

・マグロ丼
イクラのクオリティについてはすでに判明したので、今回はマグロだけ試す。価格は並が980円。大盛が1480円だ。今回は大盛にしよう。

テイクアウトし、持ち帰ったのがこちら。

ライスは、何の仕掛けも無いプレーン状態だ。

そしてマグロがこちら。

切り身のサイズはこんな感じ。幅と長さは寿司チェーンのマグロ寿司のネタと同じくらいだと思う。

厚さはだいたい5ミリくらいか。

醤油とワサビは小袋入りのスタイルで、テイクアウト的には良い選択だ。これ等を投入して完成。

食べてみると、マグロのクオリティは至って普通。特別美味いというものではなく、しかし不味いということもなく、超ニュートラルなマグロ。

まあ1480円なのでこんなもんだろう。しかし寿司チェーンで普通の赤身なら1皿2貫110円で食べられたりする。はま寿司なら13皿食べられる計算だ。単にマグロと米を食べたいということなら、チェーンの寿司屋で一番安いマグロの握りを食べた方が圧倒的に安く済むだろう。

・切り身
しかし、寿司屋ではなく他の丼物系チェーンと比べたら、松屋のマグロ丼は明確なアドバンテージを持っている。どういうことか? ここにサンプルとして、なか卯の「うにマグロ丼」を用意した。

価格は1180円。こちらはウニが入っているとはいえ、マグロの状態はこうだ!

粗めではあるが、間違いなくミンチ。タタキスタイル。

海鮮系に強そうなので なか卯を持ってきたが、マグロに限れば すき家も「まぐろたたき丼」を出している。あちらは なか卯よりもミンチ化傾向が強く、完全にフリスビー状のパテに加工されている。

マグロその物のクオリティは似たようなもので、そこに差は見いだせず、使われている1円当たりのマグロの量も似たり寄ったりだろう。

しかしマグロがシンプルな切り身という点は、松屋だけの大きな特徴かもしれない。実際に なか卯のミンチと食べ比べたところ、マグロを食っている感覚は、松屋の方が強い気がした

やはり切り身スタイルゆえに赤身の存在感が違うのだ。些細な点ではあるが、興味深い違いだと思う。

ということで、松屋のマグロ丼。単にマグロと米のコスパ的には寿司チェーンの110円握りの方が圧倒的に強い。しかし丼物系チェーンと比較したら、現状では唯一無二の特徴を有している。そういう感じ。

参考リンク:松屋
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

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