「うちは大企業だから、正社員は高学歴しか採らない」上司が放った“見下し発言”に絶句した派遣女性
2025年4月18日(金)21時52分 キャリコネニュース

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立場や学歴で線引きするような、冷たい発言を上司からされたらショックだ。愛知県の50代女性は、ある大企業の一般事務として働いていた当時の、忘れられない上司のひと言を振り返った。
契約期間である3年を過ぎても継続されたため、気になったことを派遣会社に確認したという。すると、こんな説明を受けた。
「社内システムを使うので特殊業務にあたり、派遣法の制限にあたらない」
しかし、女性はこの言葉に違和感を抱いたそう。(文:長田コウ)
「企業側が人件費を抑えているように感じました」
当時の心境をこう明かしている。
「実際の業務は普通の一般事務で、企業側が制度の抜け道を使って人件費を抑えているように感じました」
いわゆる「3年ルール」の適用を避けるための説明だと、女性は受け取ったようだ。派遣法では、原則として「同じ職場で派遣社員として働けるのは3年まで」と決まっており、それ以上働く場合は派遣先に直接雇用、つまり正社員にしてもらう必要がでてくる。
ただし、「無期雇用派遣」、「60歳以上」、「有期プロジェクト業務」、「日数限定業務」、「産休・育休・介護休業代替業務」などは例外とされる。派遣会社の説明は、この例外規定を意図したものだったのだろう。どこか苦しい言い訳にも聞こえるが……。
幸い、職場環境は良く、スキルも身についたため続けていた。しかし、「待遇の差(正社員との給与・福利厚生など)」について思うところがあったようだ。その点を派遣先の上司に話したところ、思いもよらない言葉が返って来た。
「うちは大企業だから、正社員は高学歴しか採らない。派遣から正社員にするなんてあり得ない」
これに対し、「私は総合職と同じ立場を望んでいるわけではなく、安定した雇用形態を求めていただけなのに、非常に心外でした」と当時の悔しさを回想した。
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