ラミレス、大谷翔平のホームランが増加した一因分析「あんまりみんなが言わないけど…」
2025年2月20日(木)17時30分 マイナビニュース
元プロ野球選手で野球解説者のアレックス・ラミレス氏が1月24日、YouTubeチャンネル『[ラミレス公式]ラミちゃんねる』で公開された動画「【広角にHRを放つ理由】大谷翔平の打撃フォームを名球界コンビが実演解説! 適正体重が二刀流復活の鍵!? 大谷の今季成績も大予想【和田一浩コラボ(2)】」に出演。大谷翔平のホームランが増加した要因のひとつを分析した。
○和田一浩氏も同意の理由
ドジャースに移籍し、野手に専念した昨季、159試合に出場して打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁という成績を残した大谷。史上初の50本塁打・50盗塁(50-50クラブ)を達成したほか、3度目のシーズンMVPを獲得するなど、歴史的なシーズンとなった。
そんな大谷について、ラミレス氏は「これはあんまりみんなが言わないけど」と前置きしつつ、ウェイト(体重)に言及。「2024年もまた5キロぐらいプラスしたけど、それがより打撃へのパワーを増したよね」「日本にいたときは90キロ台だったのが、今は103〜104キロぐらいあるよね。彼は190センチ以上身長があるから、適正体重だよね」と解説した。
これにはゲストの和田一浩氏も「大きさというかパワーというのは絶対的に必要だと思いますし、彼の場合は大きくなっても身体をしなやかに使えていますよね」と述べつつ、「野球って体重の制限がない。パワーがあればあるほど、遠くに飛ぶと僕は思ってるので。トレーニングして大きくなればなるほど、選手にとってはプラスになると思っています」と語った。
なお、ラミレス氏は105キロがベスト体重だったという自身の現役時代にも言及し、「それだとすごくパワーを感じたし、速く走ることができたね」と明かしながら、「ただ、100キロまで落ちると身体の弱さを感じたよ。ボールはあまり飛ばなかったね」「少しオーバーウェイトの時、例えば110キロぐらいの時はうまく走ることができなかったね。右中間や左中間に打っても一塁でストップしていたよ」と振り返っていた。
【編集部MEMO】
アレックス・ラミレス氏は、東京ヤクルトスワローズや読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズなどで活躍した元プロ野球選手。DeNA時代に日本通算2000安打を達成し、外国人選手では史上初の名球会入り。引退後はDeNAの監督も務めた。