藤井聡太竜王・名人、久々の優勝へドラフト戦略「コンセプトは考えてあります。今まで実現しなかった構成に」/将棋・ABEMAトーナメント2025

2025年5月23日(金)16時30分 ABEMA TIMES

 天下の七冠王が何やら企んでいる。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2025」は、5月24日にドラフト会議の模様が放送される。藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋聖、棋王、王将、22)は2年連続でベスト4に留まり、しばらく優勝から遠ざかっている。昨年はレジェンド・羽生善治九段(54)に青嶋未来七段(30)とチームを組み楽しい時間を過ごしたが、今年も「コンセプトは考えてあります」と自分もファンも楽しめる組み合わせを練ってきたようだ。

【映像】ドラフト構想を語る藤井聡太竜王・名人

 昨年の大会では1巡目に羽生九段を指名し「黄金タッグ」が結成され、ここにオールラウンダーの青嶋七段が加わるという強力な布陣に。共通の趣味であるチェスの話題にも花が咲き「(昨年の)ドラフトはくじ引きも含めて私としては結構、会心の結果でした。その後もお二人と控室でいろいろ話をすることができて、非常に楽しい時間を過ごせました。羽生九段には読み筋や大局観を直に伺うことができて非常に勉強になりました」と目を細めた。

 さて今回のドラフト会議、藤井竜王・名人には新しい顔が指名候補に浮かんでいる。「今まで指名したことのないお二人を指名しようかなと。ちょっとコンセプトも考えていて、それで行けば今まで実現しなかったチームになります。ここまでのお話で予想もつく方もおそらくいらっしゃるんじゃないでしょうか(笑)。今回はプランBがないので、かぶらないといいなと思っているんですが(笑)」。

 将棋界の頂点に立つ藤井竜王・名人だが、他のライバルから追われる厳しい勝負の世界にあっても、楽しむ心は忘れていない。今年はどんなメンバーを選び、圧巻の指し回しとニコニコの笑顔を見せてくれるか。

◆ABEMAトーナメント2025 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり今回が8回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士7人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全8チームで行われる。予選は4チームずつ2リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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