藤井聡太七冠が棋王就位式…「来期に向け心技体を鍛える」、祝賀会では羽生善治九段らの姿も

2025年5月23日(金)18時18分 読売新聞

藤井聡太七冠

 藤井聡太七冠の棋王就位式が23日、都内のホテルで開催された。前期で50周年を迎えた棋王戦の祝賀会も行われ、羽生善治九段や中原誠十六世名人、谷川浩司十七世名人ら歴代棋王が半世紀の歴史を持つ棋戦の節目に花を添えた。

 第50期の棋王である藤井七冠は「節目の期に棋王を獲得できて光栄に思います。来期に向けて心技体を鍛えていきたい」と謝辞を述べた。将棋界の通算タイトル獲得数の記録は羽生九段が99期で歴代1位、大山康晴十五世名人(故人)が2位で80期、中原十六世名人が3位で64期となっている。4位は渡辺明九段で31期、藤井七冠は22歳の若さで歴代5位の28期を獲得している。

 77歳の中原十六世名人は車いすに乗って席につき、名刺交換をしたファンはレジェントの姿に感銘を受けていた。棋王獲得13期で「永世棋王」の資格を保持している羽生九段は「棋王戦の50期は大きな節目。これからも、いい形で次の世代に棋戦をつなげていけたら」と祝福した。

 棋王獲得10期で「永世棋王」の資格を有する渡辺九段は、体調不良により6月末まで公式戦を休場しているため、式典を欠席した。(吉田祐也)

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