“さおてゃん”は誰の代わりでもない──クマリデパート早桜ニコ、9年で築いた唯一無二のアイドル像

2025年5月27日(火)15時0分 スポーツニッポン

 アイドルグループ「クマリデパート」のリーダー、早桜ニコが現体制最後となるアルバム「かなでぱ!」発売を受けて、スポニチ東京本社でソロインタビューに応じた。7月2日のライブを最後に卒業する早桜の愛称「さおてゃん」の成り立ちと、その歩みに迫った。(「推し面」取材班)

 代わりがいない存在になりたい。そう決めてアイドルの世界に飛び込んだ。クマリデパートの“さおてゃん”として9年間、走り続けてきた。「さおてゃんは、さおてゃんとして通用するくらいのキャラクターは確立できたかな」

 誰かの真似でも、意図して作り込んだキャラクターでもない。早桜ニコという人間が、自然体のまま9年間かけて築き上げた“概念”のようなもの。ファンやメンバーにとって、“さおてゃん”はひとつのジャンルとして成立するほどに確立された存在だった。

 元々友人に“さおてゃん”と呼ばれていたこと、エゴサしやすかったこと、何より自分がそう呼んでほしくて「さおてゃん」と言い続けてきた。

 「さおてゃんは概念」と哲学的な評され方までされるようになったアイドルの素顔は、大の可愛いもの好き。キティちゃんグッズ、プリキュア、たまごっちなど。「なんでも可愛いのが大好きです」。このシンプルでまっすぐな感性も、“さおてゃん”を構成する要素のひとつだ。

 誰の代わりでもない“さおてゃん”という存在にまい進した9年。その唯一無二のアイドル像が、クマリデパートの“こころ”を確かに形づくってきた。

スポーツニッポン

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