「ハッピーをぎゅぎゅっと」――クマリデパート早桜ニコ ラストアルバム「かなでぱ!」に込めた9年間の笑顔

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　「世界のこころのデパート」を掲げる6人組アイドルグループ・クマリデパートが、現体制でのラストアルバム「かなでぱ！」を5月27日にリリース。7月2日に卒業を控えるリーダー・早桜（さお）ニコが、スポニチ東京本社でのソロインタビューに応じた。9年間の活動の集大成となる1枚に込めた“ハッピー”のすべてとは──。（「推し面」取材班）

　今回の「かなでぱ！」は、今の6人で届ける最後の作品です。これまでのアルバムタイトルも“○○デパ”で、今回は可愛く“かなでぱ！”になりました。収録曲『もりのくまちゃん』に出てくる“しあわせ　かなでよう”という歌詞もそのままで、クマリらしさとハッピーがぎゅぎゅっと詰まってます」

　そう語る“さおてゃん（早桜の愛称）”は、インタビュー中も終始にこやか。名前のとおり、ニコニコとした空気で場を和ませてくれた。

　ジャケット写真には、結成から9年ともに歩み、同じ日に卒業する優雨ナコとのツーショットも採用された。「いつもの自然体のわちゃわちゃカットを使ってもらえて気に入っています」と笑う。自然体の2人の表情に、長年の信頼と温かさがにじむ。

　アルバムの中で「この夏ぜひ聴いてほしい」と挙げたのは、水色担当として思い入れの深い「ブルーサバイバー」だ。「ライブでも特に盛り上がる曲だし、私自身すごく大事に歌ってきました。声も“さおてゃんらしさ”全開なので、たくさんの人に聴いてほしいです」

　また、今作ではメンバーそれぞれにぬいぐるみキャラが付属する衣装も話題に。早桜のクマは「ニコラ」と名付けられた。

　「衣装さんと一緒に考えて決めました。ライブでもずっと一緒にいますし、『もりのくまちゃん』のMVにも出てくるはず。ぜひ注目してみてください」

　最後まで“ニコニコ”を届け続けたアイドル・さおてゃん。9年間でぎゅっと詰め込んだハッピーの数々が、この1枚にしっかり刻まれている。