“衝動的”な角田裕毅とハジャーのコンビを「どのように管理するか」 マルコ顧問は「チーム内のデュエルを面白くする」と歓迎
2025年1月4日(土)8時39分 ココカラネクスト
パートナーとして来季を戦う角田とハジャー。チーム内競争も激化しそうだ(C)Getty Images
2025年シーズン、レーシング・ブルズは角田裕毅とアイザック・ハジャーがコンビを組む。レッドブルジュニアチームから昇格となる20歳のハジャーは、過去グランプリにおいてフリー走行を2度にわたり経験しているものの、来季が実質的なルーキーシーズンとなる。
【動画】予選3位の好走に角田裕毅もガッツポーズ!スタッフと歓喜を分かち合う歴史的瞬間の映像
F1キャリア、そしてチーム在籍も5年目の角田が名実ともにエースドライバーであることは言うまでも無い。その中で新たなパートナーとなる、若きハジャーとの関係がはやくも注目を集めている。
米スポーツメディア『THE SPORTSRUSH』が現地時間1月2日、レーシング・ブルズの両ドライバーに関する特集記事を配信。「注目のルーキー」と評するハジャーのパーソナリティにフォーカスしている。
記事では、レッドブルのヘルムート・マルコ顧問のコメントが紹介されており、「アイザック(ハジャー)は非常に速いドライバーだが、とても衝動的でもある。それがユウキとのチーム内のデュエルを面白くするだろう」などと述べ、新たなコンビの関係性を見通している。
その上で同メディアは、「昨年のF2シーズンでハジャーは4勝を挙げるなど輝かしい瞬間を見せた一方で、その“衝動的”な性格が裏目に出た場面もあった」と説明。続けて、「その一例が昨年オーストラリアでのスプリントレースで起きた。20歳のハジャーは、オープニングラップでの接触事故の原因とされ、レース後のペナルティで1位から降格してしまった」と回想する。
さらに、角田もこれまで持ち前の“気性”によりチーム内でさまざまな軋轢を生じさせてきたと主張しながら、「ツノダもハジャーと似た特徴を持っているため、レッドブルの姉妹チームであるレーシング・ブルズがレースをどのように管理するかが注目される」と新シーズンを展望している。
より上位でのレースも見据え、飛躍のシーズンとしたい角田、そして初のレギュラーシートを掴んだハジャーと、両ドライバーによるドッグファイトが繰り広げられることは確実。2025年、レーシング・ブルズはそれぞれのコース上でのパフォーマンスに加え、首脳陣によるチームマネジメントも見どころの1つとなるだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
関連記事(外部サイト)
- 「リーダーの最有力候補」失意のペレスに浮上した”新天地“ キャデラックとの相乗効果を米メディアが強調「支援が役立つ」「大きな武器に」
- 「差は0.3秒以内」「超えようとしない」マルコ顧問がローソンにサポート役の“心得” 王者へのライバル心は禁物「最強だと受け入れなければならない」
- 「株価は10%以上、上昇した」フェラーリ加入のハミルトンに期待の声 母国での人気ぶり強調「シルバーストーンが真っ赤に染まる」
- 「自分の将来を確保する必要がある」英メディアが角田裕毅に移籍のススメ これまでのレッドブルの対応には「疑問が残る」
- 「解雇とは違う」ペレスの”処遇“は「正しい選択」だったとホーナー代表が強調 来年は「数回のショーランを担当する予定」