「明日のレースは何台か抜きたい」角田裕毅、マイアミGPは予選10番手 上位との差に困惑気味も決勝に自信「楽観的な姿勢も見せている」

2025年5月4日(日)16時10分 ココカラネクスト

角田は徐々にマシンにアジャストしているようだ(C)Getty Images

 F1第6戦マイアミGPの予選が現地時間5月3日(日本時間4日)に行われ、レッドブルの角田裕毅は10番グリッドを獲得した。予選前に開催されたスプリントでは、他車のペナルティもあり6位入賞という結果を残しており、4日(同5日)の決勝レースでもより上位でのフィニッシュが期待されている。

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 角田はスプリントの後から行われた予選セッション、3戦連続でQ3進出を果たすと、自己最速の1分26秒943で10番手のポジションを得ている。前回に続いてのシングルグリッドには届かなかったものの、予選を通して自己最高のタイムを記録。着実にマシンへアジャストしていることを感じさせる走りを披露した。

 予選終了後、角田が決勝に向けて語ったコメントが、ブラジルメディア『Grande Prêmio』の中で紹介されている。同メディアは、チームメイトであり、ポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペンと角田の差を指摘しており、「予選タイムは1分26秒943で、ポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペンの1分26秒204より0.739秒遅かった」と強調。このタイムの違いに対し、角田が以下の様に胸の内を明かしている。

「マシンが期待通りに進んでいないので、少し混乱しています。自分自身のセットアップをしていますが、マックスは重要なステップをいくつか踏んでいるので、彼のセットアップの良いところを取り入れようとしています」

 また同メディアは、「ただし日本人ドライバーは、グリッド後方から追い上げて良い結果を出せる可能性について、楽観的な姿勢も見せている」と評しており、角田による、「明日のレースでは何台かオーバーテイクしたいと思っています。それほど難しくはないはずです」と述べたコメントも紹介。また、スプリントと予選を振り返り、「ウェットでの視界の悪さが一番の問題でした」などとコンディションに手を焼いたと回想している。

 トピック内ではここまでの印象として、「なぜもっと良いパフォーマンスを出せないのか、その理由を理解したい」との言葉も綴られている一方で、いくつかのコメントの端々からは決勝への手応えも感じさせている角田。スタート直後のアクシデントに泣いたサウジアラビアGPの悔しさを晴らすべく、10番手からの巻き返しに大きな期待が寄せられている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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