【日本ハム】V奪回への道 し列な内野のポジション争い カギとなるのは

2025年2月6日(木)6時30分 ココカラネクスト

上川畑もレギュラー定着のためには打撃強化が求められている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 今年もスタートした春季キャンプ。各チーム頂点を目指す戦いが始まると共に、し烈なチーム内争いも加速していく。

 昨季2位と躍進した日本ハムで注目ポイントとしては、内野の要、二遊間の固定もあがる。今回はセカンド争いに焦点を当てて見ていく。

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 昨季、主にセカンドポジションで先発出場を果たしたのは石井一成と上川畑大悟の2人。また開幕スタメンに抜擢されたのは奈良間大己だった。

 まず開幕スタメンを勝ち取った奈良間だが、その後は打撃面でインパクトを残せず、ベンチを温める日々が続き、5月には不振でファームでの調整もあった。

 また内野陣すべてにおいていえるのは、本拠地エスコンフィールドで天然芝においての守備の難しさにもある。現時点で二塁ポジションで有力なのは、石井と上川畑だろう。

 オフに国内FA権を行使せず残留を決意した石井は、会見で「このチームで活躍したい」と熱い思いを語った。昨季は68試合に出場、打率.234。7月12日のソフトバンク戦では延長戦で同点ソロ、同19日のロッテ戦では8回までチームが無安打に抑えられた中で先制ソロを放つなどここ一番で長打力を発揮する場面もあったが、故障もあって出場機会が限られた。

 一方の上川畑。昨季は負傷の影響もあって開幕に間に合わず、2年連続の開幕スタメンを逃した。

 球界屈指の守備力は知られている。ファンからは”神川畑”と称されるように、これまでもチームを救うファインプレーを何度も魅せてきた。

 一方で課題となっているのが、打撃面。ルーキーイヤーの2022年は89試合に出場し、打率.291と結果を残すも23年は.212と落ち込んだ。昨季は持ち直し、打率.248としたが、レギュラーを奪取するためにはさらなる上積みが求められている。

 ほかにも、セカンド候補には今季プロ17年目を迎えるベテランの中島卓也や、セカンドを含め内外野守れるユーティリティプレイヤーの細川凌平。さらにキャンプで注目されたのは、昨季開幕直前に巨人からトレードで移籍しながら、オープン戦期間中に左太もも裏の肉離れで離脱し、その後も度重なる故障で1軍出場がなかった若林晃弘。4日に行われた紅白戦(国頭)で右前打をマーク、視察に訪れた新庄監督を喜ばせた。

 ただいずれの選手も定位置奪取の課題となるのは打撃面だろう。大事な二遊間を託すにおいて、安定したパフォーマンスが求められている。

 遊撃ポジションでは昨季は、ガッツマンとして知られる水野達稀が存在感を示した。し列なセカンド争いを制するのは果たして誰となるのか。開幕までの道のりも注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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