悩める侍ジャパンの“二塁手問題”に橋上秀樹氏が見解「2人とも状態が良くないなら」

2023年3月8日(水)18時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一奪回を目指す侍ジャパン。3月7日には京セラドームでオリックスと壮行試合を行い、9−1で勝利した。

 この日は侍ジャパンの打線が絶好調。この日4番に入った吉田正尚(29)が3安打、4打点と大暴れを見せると、状態が上がらず6番に打順を下げた村上宗隆(23)は3ランを放った。また、村上と同じく不振だった山川穂高(31)は4回に初安打と初打点を記録すると、8回には待望の一発を放ち、復調の兆しを見せた。

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 本番前の最後の実戦となったこの試合を、球界OBはどう見たのか。現役時代はヤクルトなどで活躍し、引退後は楽天、巨人、西武、ヤクルト、さらには侍ジャパンでコーチを務めたBCリーグ新潟アルビレックスBC監督の橋上秀樹氏が自身のYouTubeチャンネル「橋上秀樹アナライズTV」で、オリックスとの壮行試合を振り返った。

 橋上氏は、これまでの壮行試合で4番での起用が続いていた村上を6番にしたことについて「これはね、栗山監督含めベンチは相当勇気がいる決断だったと思いますよ。昨年の実績を考えたときに、誰もが日本の4番は村上だと思っていたはずです。大分我慢しましたけど、最後の最後で動いた」と話し、「長いことNPBで監督を務めた栗山監督の手腕をまざまざと見せていただきました。さすがだなと思いましたね」と、栗山監督の采配を称賛した。

 一方で、侍ジャパンの山田哲人(30)と牧秀悟(24)で争う侍ジャパンの二塁手については「最終戦でも結論が出なかったような気がしますね。今日、牧選手がある程度の内容や結果を残せていたら、当確かなと思っていましたが、あまり良くありませんでした。途中から出た山田選手も状態が悪かったですし、こうなると本戦でセカンドに誰を使うのかな」と話した。オリックス戦に「7番・二塁」で出場した牧は5打数無安打と快音を響かせることはなく、途中出場した山田も1打数無安打だった。本戦ではどちらがスタメンで起用されるのか。橋上氏は「私は2人とも状態が良くないのであれば、国際大会での実績などを含めて山田選手でいいのかなと思いました」と自らの見解を語った。

 さらに動画内では、メジャー組の選手やWBC初戦・中国戦のオーダーについても語っている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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