“投手・大谷”を「マイナーに送ることはできない」二刀流復帰プラン白紙も現地メディアは「待つ価値はある」
2025年3月10日(月)16時30分 ココカラネクスト

大谷の投手復帰を現地メディアも待ち望んでいる(C)Getty Images
ドジャースの大谷翔平が「投手」としての調整ペースを落とし、ブルペンでの投球について当面は行わない方針となった。
ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、日刊紙『Orange County Register』でマーク・プライアー投手コーチが大谷について語ったコメントを紹介した。
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同コーチは「我々は、彼がどう感じているかに頼っている」と、これまで二刀流を務めてきた大谷自身の感覚を大事にし、2023年に右肘手術、昨オフには左肩も手術していることから慎重にならざるを得ない状況を示した。
「打撃、シーズンに向けての準備など、明らかに、彼は攻撃面で重要な役割を担っている」と、昨季は史上初の「50−50」を達成し、「打者・大谷」としての存在は欠かせないことから、「日本では休みやトレーニングなどで少しおかしな状況になるだろう。だから、今はちょっと負荷を下げて、彼が準備万端で試合に臨めるようにする」と、日本での開幕戦を終え、米国に戻ったあと再び、投手としての調整を本格化させるプランのようだ。
同じくドジャース専門メディアの『Dodgers Way』は、「オオタニの投手としてのリハビリは、全く独特なプロセスである。なぜなら、ドジャースは打線に劇的な影響を与えることなく、リハビリのために彼をマイナーに送ることはできないからだ」と、打者としても重要な役割を担っている大谷ならではの状況を伝えた。
当初は5月中にマウンドに戻ってくることが予定されていたが事実上、白紙となった。それでも「誰もが彼をマウンドに復帰させたいと望んでいるのは明らかだ。当初考えていたより少し時間がかかったとしても、待つ価値はあるはずだ」と、二刀流復活を現地メディアも待ち望んでいる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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