角田裕毅のQ2敗退に賛否両論! Q1からの失速も米誌はローソンとの比較論を展開「本当に信じられない偉業だ」

2025年4月6日(日)12時7分 ココカラネクスト

凱旋の日本GPでレッドブルデビューを飾った角田。(C)Getty Images

 F1の日本GPの公式予選が、5月5日に鈴鹿サーキットで行われ、今GP直前にレッドブルへ緊急昇格した角田裕毅が15番手でQ2敗退を喫した。

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 今季開幕前に昇格したばかりだったリアム・ローソンの不振によって舞い込んだ“チャンス”をどう生かすか。開幕2戦で下された異例決定によって常勝軍団の仲間入りを果たした角田への関心は、かつてないほどに高まっている。

 ゆえに今回の“凱旋”レースでの初陣は内容も問われていた。それだけに、角田にとっては厳しい結果だと言える。4日のフリー走行から数えて5度目も起きた芝生火災のアクシデントの影響などもあったにせよ、全体で7番手の1分27秒967をマークしたQ1から一転し、上位15台で争われたQ2ではタイムを伸ばせず、15番手の1分28秒000と低迷。まさかのQ3進出とはいかなかった。

 米スポーツ専門局『ESPN』で「Q1での感触はとてもよく、マシンのパフォーマンスもうまく引き出せていた。だからこそ、Q2でどんどん悪くなっていったのがすごく悔しい」と漏らした角田。やはり「フェルスタッペン以外には扱えない」ともされる新型マシン『RB21』への適応に苦労した様子だ。

 角田自身が「支払った代償は大きかった」とも振り返ったレッドブルでのデビューレースを海外メディアはどう見たのか。英専門サイト『Racing News365』のイアン・パークス記者は「ツノダはシミュレーターでのテスト後に、RB21を扱える自信があると語っていたが、実際の経験はそれとは全く違ったものだった」と指摘。「ツノダ自身の感覚と車に記録されたデータは、レッドブルにとって懸念事項にもなりえる」とシビアに評した。

 一方で、RB21を乗りこなす場面も見られたレース運びを称賛する声もある。米スポーツ誌『Sports Illustrated』はQ1で好成績を収めていたことをふまえ、「ツノダは同僚のフェルスタッペンからわずかコンマ数秒の差で走っていた。これは更迭の憂き目にあったローソンが何マイルも遅れをとっていたことを考えると、本当に信じられない偉業だ」と絶賛。「正直言って、今日のような結果は予想していなかったから、とても恥ずかしい」と言う本人のコメントを切り取りながら「ツノダはまだ難解なマシンを学習する過程にある」と強調した。

 約9万人もの大観衆が見守る今回の日本GPを角田はいかに締めくくるか。最終日の内容からも目が離せない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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